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180度の広角撮影ができ、AI映像解析にも対応したクラウド録画カメラ「SpotCam-Pano」、プラネックスが発売

人が倒れてすぐに起き上がれない状態など検知

「SpotCam-Pano」

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は、SpotCam社製のネットワークカメラ「SpotCam-Pano」の販売を開始した。オープンプライスだが、通販サイト「NTT-X Store」では1万4460円(税込)、「ムラウチドットコム」では1万3800円(税込)で販売されている。

 180度の広角が撮影でき、フルHD対応。映像はリアルタイムでPCブラウザーやスマートフォンアプリ、ディスプレイ付きのスマートスピーカーから確認できる。動きや音声を検知するとメールが送信される「リアルタイム通知」や、赤外線による暗い場所での撮影も可能だ。

 対応するディスプレイ付きのスマートスピーカーは、「Google Nest Hub」とAmazonの「Echo Show」「Echo Spot」。Android TVやFire TVにも対応し、必要に応じてアプリやスキルのインストールが必要。また、サービス同士を連携させるIFTTTも利用できる。

ディスプレイ付きのスマートスピーカーでもリアルタイムで映像が確認できる

 SpotCam-Panoで撮影した映像は、専用のクラウドに保存できる。映像24時間分の保存は無料。有料オプションとして、3日間・7日間・30日間の映像を保存できるプランも用意されている。例えば30日間は、月額19.95ドルまたは年額199ドル。

 AIによる画像解析技術を用いたサービス「SpotCam CloudVideoAI」も利用できる。SpotCam CloudVideoAIは、カメラが撮影した映像を分析して、設定した状況になると通知するサービスだ。人間、ペット、自動車、設定したエリアへの侵入、対象の喪失、人が倒れてすぐに起き上がれない状態などを検知する。いずれも有料サービスで、例えば人間を検出した場合に通知するサービスは月額5.95ドルまたは年額59ドル。

「SpotCam CloudVideoAI」の機能。クラウド上のAIが「SpotCam-Pano」から送られてくる映像を分析する

 コーデックはH.264。ネットワークインターフェースはIEEE 802.11n/g/b(2.4GHz帯)の無線LAN。本体サイズは7.9×12.3cm(直径×高さ)、重量は約94g。