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アラン・ケイ氏ら、ITレジェンドから若い世代へメッセージ~「マルチメディア30周年イベント」12月13日開催

 マルチメディア30周年記念イベント「『振り返れば未来、デジタル社会を読み解く』~ITレジェンドからのメッセージ~」が12月13日に開催される。これは、1989年に開催された「マルチメディア国際会議」をマルチメディア元年とし、その30周年にあたる今年、当時のマルチメディア国際会議フォーラム事務局長らが発起人となって企画したもの。会場はSOIL(Shibuya Open Innovation Lab、東京都渋谷区)、参加費は4000円(税込)で、事前の申し込みが必要。定員は100名で、デジタル関連産業に携わるビジネスパーソン、マルチメディア国際会議の開催に携わった関係者、官公庁団体関係者などの参加を見込んでいる。

 1989年に開催されたマルチメディア国際会議では、Microsoftのビル・ゲイツ氏、“パソコンの父”アラン・ケイ氏、Appleの元CEOであるジョン・スカリー氏、マサチューセッツ工科大学メディアラボの創設者であるニコラス・ネグロポンテ氏ら、世界的に有名な企業や研究機関のトップがプレゼンテーションを行った。

 これらのプレゼンテーションについて、記念イベントの発起人代表である田中秀範氏(元マルチメディア国際会議フォーラム事務局長、元電通)は、「未来のデジタル社会をデザインするとともに、産業としてのゴールが示され、多くの人々にシェアされた」と指摘。記念イベントの目的として、「マルチメディア国際会議の意義や役割について議論するとともに、デジタル・ネットワーク化の歴史を振り返り、レジェンドから若い世代へ継承し、より進化するデジタル社会への提言にしたい」と述べている。

 記念イベントは、塚本慶一郎氏(元マルチメディア国際会議フォーラム代表、インプレスホールディングスファウンダー/最高相談役)と、田中氏によるあいさつで開会。杉山知之氏(デジタルハリウッド大学学長)の基調講演「マルチメディアは増幅され続けている」に続き、アラン・ケイ氏によるビデオプレゼンテーション、座談会「デジタル社会の過去・現在から未来へ」というプログラム。その後、軽食とドリンクが用意された懇親会も予定されている。