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東京メトロの駅に、1人個室ワークスペース「CocoDesk」設置、電源・Wi-Fi・エアコン完備

「CocoDesk」の外見のイメージ

 東京地下鉄株式会社(東京メトロ)と 富士ゼロックス株式会社は、2月20日から個室型のワークスペース「CocoDesk」の提供を開始すると発表した。東京メトロの池袋駅、溜池山王駅、明治神宮前駅、六本木一丁目駅の駅構内に合計7台設置され、3月末までに10駅に拡大する予定だ。

 料金プランは、法人向けと個人向けの2つを用意。法人向けは請求書払いで、基本料金として月額1500円(税別、以下同じ)が必要。5ユーザーまで利用でき、基本料金とは別に15分ごとに250円が必要。予約は30日前から行える。個人向けはクレジットカード払いで基本料金不要、15分ごとに250円の完全従量制。予約は14日前から行える。

 CocoDeskを利用するには、ウェブサイトにて会員登録を行い、利用したい場所と日時を指定して予約。利用時には、CocoDeskの前で会員のウェブページを開き、解錠ボタンを押すと入室できる。

 内部に設置されているのは机、人間工学に基づいて作られた椅子、電源コンセント、USBコンセント、液晶モニター、エアコン。また、Wi-Fiによるインターネット接続も可能だ。仕事をするために必要な設備やインフラが整っているため、長時間の仕事も集中して行えるとしている。

 CocoDeskは1人で利用することが想定されており、内寸は1.3×1×2.1m(幅×奥行×高さ)。机は、ノートPCと資料が広げられるほどの大きさ。出張中の利用も想定されており、足元にキャリーバッグが置けるスペースもある。また、防音パネルを採用しており、駅の構内でも周りの騒音が聞こえにくくなるとともに、電話やテレビ会議の音声が外に漏れにくいという。

「CocoDesk」の特徴

 CocoDeskは、富士ゼロックスが東京メトロと共同で行った実証実験の結果をフィードバックしたサービス。富士ゼロックスでは、「京浜急行電鉄株式会社など大手私鉄のほか、オフィスビル、展示場・会議場などを管理・運営する会社とのパートナーシップ締結を順次拡大、当社のシェアオフィスサービス事業の本格化を進める」としている。