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内部統制機能を備えた「マネーフォワード クラウド会計Plus」提供開始、IPO準備企業や中堅企業向けに
2020年3月11日 12:00
株式会社マネーフォワードは、内部統制機能を備えた会計サービス「マネーフォワード クラウド会計Plus」の提供を開始した。IPOの準備を進めている企業や中堅企業での利用が想定されている。利用料金(税別)は月額2万9800円からで、経理担当者が5名利用できる。また、アカウント数に応じて料金が変わるが、同社では経理担当者が10名の場合は月額3万9800円としている。
【追記 2022年9月13日 20:30】
この記事に記載している利用料金の例は、2020年3月の同サービス開始当初のものであり、現在とは異なります。2022年9月現在、初期費用+月額費用+その他オプションという料金体系となっており、具体的な料金は利用人数によって変わります。詳細は同社にお問い合わせください。
マネーフォワード クラウド会計Plusは、同社の「マネーフォワード クラウド会計」に内部統制機能を追加したサービス。バックオフィスを効率化したい、低コストで内部統制に対応したい、IPOを目指したいという企業を想定している。
具体的には、仕訳承認フローによる決算書の信頼性の向上、業務分担に合わせた詳細な権限設定、仕訳の更新履歴の閲覧、遠隔による監査法人による手続きが可能になっている。
さらに2020年秋をめどに、領収書などの添付にも対応。これにより、紙による文書ではなく、ウェブブラウザーで信憑の確認など監査の手続きが行えるようになる。
財務会計、人事労務、生産管理などの業務システムを1つに集約するするERPは、大企業を中心に導入が進んでいる。しかし、中堅企業やIPOを目指す会社にとって、既存のERPは導入コストの負担が重く、事業の拡大によるカスタマイズも難しいという。マネーフォワードでは、マネーフォワード クラウド会計Plusは「ERPが持つメリットを保ちながら、導入コストを抑え、さまざまなバックオフィスサービスとの連携を容易にした本サービスを提供する」としている。