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「住信SBIネット銀行」をかたるフィッシングメール、口座情報の更新を促し偽サイトへ誘導

 住信SBIネット銀行をかたるフィッシングメールが出回っているとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。誘導先の偽サイトは、4月21日14時時点で稼働中だ。

 同協議会が公開している情報によると、フィッシングメールの件名は複数のパターンが確認されている。このほかにも類似した件名が使われる可能性があるため注意が必要だ。

  • 安全にお取り引きいただくために
  • 一時的にこの口座を制限しますのお知らせ
  • アカウントの異常な状態と解決手順について

 メール本文も複数のパターンが確認されており、「全面的にシステムのバージョンアップを行いました。すぐに口座の更新をお願いいたします。」といった内容のものや、「ログイン方法は少し尋常ではないので、アカウントが住信SBIネット銀行の利用規約を満たしていることを確認するために、アカウント情報を更新および確認してください」(原文ママ)などとして、リンク先のウェブサイトへのアクセスを促すものがある。

 なお、「ログイン方法は少し尋常ではないので」という書き出しで、フィッシングサイトに誘導する同様のメールはこれまでも多数確認されている。

参考:
Yahoo! JAPANかたるフィッシングメールに注意、「ログイン方法は少し尋常ではないので」……
件名「PayPay 加盟店のお申込み」などのフィッシングメールが拡散中、誘導先の偽「PayPayフリマ」ログイン画面でクレカ情報など詐取

フィッシングメール本文(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先のフィッシングサイトは、住信SBIネット銀行のログイン画面を装った偽サイトで、ユーザーネームやパスワードを入力すると、認証番号の入力画面に遷移するようになっている。

 フィッシング対策協議会では、不審なメールやSMSを発見した際は、同協議会(info@antiphishing.jp)まで連絡するよう呼び掛けている。

誘導先の偽サイト(フィッシング対策協議会の緊急情報より)