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2500円のネットワークカメラ「ATOM Cam」
ウェブカメラ化するファームウェア(無サポート)も提供
2020年5月20日 11:30
アトムテック株式会社は、ネットワークカメラ「ATOM Cam」を発売した。価格は2500円(税込)。
高感度CMOSセンサーを搭載し、1080p(1920×1080ピクセル)、15fpsのH.264圧縮動画を、本体スロットのmicroSDカード(最大32GBまで)へ記録できる。カメラの画角は130°で、8倍デジタルズームが可能。Wi-FiはIEEE 802.11n/g/bの2.4GHz帯に対応する。
動体・音声の検知機能を搭載し、スマートフォンへの通知を行える。動体検知後から12秒間の動画は、Amazon AWSの国内拠点へ最大14日間無料で保存できる。4つのLEDを搭載し、暗所での赤外線モノクロ撮影が可能なナイトビジョンモードも備える
スマートフォンアプリでは、最大4台までのカメラを1画面に表示できる。本体にはスピーカーとマイクも搭載しており、音声での呼び掛けなども可能だ。アプリには映像がカメラから直接接続して配信され、通信はAES128ビットで暗号化される。
このほか、開始時間と終了時間、写真を撮る頻度を設定することで、タイムラプス動画も録画できる。
金属プレートと両面テープを同梱するほか、金属面への取り付けが可能な磁石も内蔵する。本体サイズは、50×50×56mm(幅×奥行×高さ)、重さは約100g。
なお、ATOM CamをPCとUSB接続してウェブカメラとして利用するための特殊なファームウェアも提供されている。このファームウェアは「サポートなし・保証なし・将来のアップデート予定もなし」という条件で提供されるもの。適用すると、ファームウェアを戻さない限り、ネットワークカメラとして利用できず、また、適用方法も手順が複雑なため「マニア向け」のやり方といえる。アトムテックによれば、ATOM Camはウェブカメラとして使用するために設計されておらず、ウェブカメラを現在品薄で購入できない人向けの応急的な方法としている。
(5/20 21:13更新)ウェブカメラ化ファームウェアの提供条件を修正・加筆しました。