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「Trend Micro Deep Security」などに複数の脆弱性、修正パッチの適用を呼び掛け

 トレンドマイクロ株式会社が提供するWindows用のセキュリティ製品「Trend Micro Deep Security」および「Virtual Patch for Endpoint」に複数の脆弱性が存在するとして、Japan Vulnerability Notes(JVN)が情報を公開した。

 Deep Security Manager(DSM)/Virtual Patch Manager(VPM)管理コンソールにおいて、ファイルの整合性検証の不備に起因して任意のコードが実行される恐れのある脆弱性(CVE-2020-8602)が存在するほか、LDAP認証が有効の場合、認証が回避される恐れのある脆弱性(CVE-2020-15601)が存在する。共通脆弱性評価システムCVSS v3のスコアは前者が7.2、後者が8.1。

 影響を受けるコンポーネントのバージョンはDSMが「10.0」「11.0」「12.0」。VPMが「2.0」

 修正パッチはすでに公開されており、DSMでは「10.0 U27」「11.0 U22」「12.0 U11」、VPMでは「2.0 SP2 Patch7 CP5」を適用するよう呼び掛けている。