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紙や軽量ボードで手書き入力できるペン型マウス発売、9800円
ボールペン装着で筆記可能、専用ボード/用紙とセット
2020年9月9日 08:31
株式会社インターメディア研究所は、PCにUSB接続することでオンライン会議や授業で手書き入力が可能な、ペン型デバイスと専用ボード/用紙のセットツール「Gridwork」を11月11日に発売する。希望小売価格(税込)は9800円。
ペン型マウス「Gridpen」は有線接続だが、専用ボード「Gridboard」が主さ約50g、厚さ1mmと軽量・薄型なのが特徴。専用用紙「Gridpaper」を使うことで、紙に書きながらデジタル入力することも可能。
専用ボードと用紙には「ドットコード(GridOnput)」と呼ばれる極小の点で構成された二次元コードが一面に印刷されており、そのドットコードをペンが読み取ることで座標位置を特定し、ペンの位置や動きを反映する仕組みとなっている。
Gridworkは以下のラインナップを揃える。
- Gridpen
USB接続式のペン型マウス&デジタイザー。マウスモードでは通常のマウスと同じように使うことも可能。ペン先にボールペン芯を装着ができる。長さ130mm、重さ約16g。 - Gridboard
ドットコードを印刷した紙製パッド。デジタイザーモードでGridpenで軽くなぞればカーソルが移動し、少し押し込んで文字や図を描けば、ディスプレイにその軌跡が表示される。マウスモードでは通常のマウスパッドとしても使用可能。サイズ(縦×横)は298mm×205mm。 - Gridpaper
Gridboardと同じくドットコードが印刷されているメモ用紙。Gridpenにボールペンを装着しGridpaper上で文字や図を書けば、実際の筆記と同様にディスプレイに文字や図が表示される。サイズ(縦×横)は210mm×148mm、重量は約140g、1部48枚。
同製品は「ストレスのないスムーズな『デジタル手書き』」をうたっており、ZoomやTeamsのホワイトボード機能を使った自由な書き込みや、オンライン授業で生徒と先生による双方向の手書きによる学習などに活用できるとしている。
同製品は8月8日からクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にAll-in方式で出品しており、既に目標額100万円の2倍を超える支援額が集まっている。
動作環境はWindows 8/8.1/10(32/64ビット)で、GridpenはUSB 2.0に接続。専用のアプリは必要なく、WordやExcel、OneNote、Acrobat Pro、Windows Ink ワークスペースなどで手書き入力を利用可能。また、ZoomやTeams、Google Meetといったビデオ会議ツールでも手書き入力ができるとされる。
株式会社インターメディア研究所は国立電気通信大学発のベンチャー企業。同大学の名誉教授含む現役の教授陣などが取締役や技術顧問として参画し、立ち上げた。