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「ドコモ口座」被害額は1200万円に、全35行で新規登録停止

10日夕方から記者会見を実施

 株式会社NTTドコモは、電子決済サービス「ドコモ口座」の不正利用が発生していることを受け、提携する35行全ての口座の新規登録を10日から当面停止する。なお、NTTドコモは同日夕方に記者会見を行う予定。

 ドコモ口座を通じて銀行の預金が不正に引き出される被害が発生しており、9月9日時点で3行において約37件の被害が確認されている。また、被害額は約1200万円に上ることも明らかになった。

 不正利用について、宮城県仙台市に拠点を置く七十七銀行から9月3日に報告があり、七十七銀行では、ドコモ口座で同行口座を登録する際に使用する「Web口振受付サービス」の利用を9月4日より停止した。

 その後、ドコモ口座と提携する他の銀行でも同様の被害が発覚しており、10日0時より全35行の新規登録を当面停止することが発表された。また大垣共立銀行、紀陽銀行、滋賀銀行、七十七銀行、仙台銀行、第三銀行、東邦銀行、鳥取銀行からのチャージおよび銀行口座への払い出しを停止することを同日に発表している。

 NTTドコモ広報部は「ドコモ口座との連携に必要な銀行口座の名義、口座番号、キャッシュカードの暗証番号などを不正に入手した犯罪者により行われたものとみられる」とコメントした。なお、被害の全額補償を行う方向で各銀行と協議を進めるという。

 2019年5月にりそな銀行で同様の被害が発生していたことが日本経済新聞などにより報じられたが、NTTドコモ広報部は「被害は把握しているが、被害件数、被害額、被害者への対応内容については回答を控える」とした。

 同社では今後、オンライン本人確認システム「eKYC」や、SMS認証を導入して対策を行う予定だという。

【記事更新 17:30】
 10日時点で被害額が1800万円に上ったことを記者会見で発表した。

10日に実施されている記者会見

【記事更新 23:20】
記者会見の詳細について記事を公開。『「ドコモ口座」問題の甘かった本人確認、悪用された非ドコモ回線向けdアカウント――被害額は1800万円に、全額補償する方針を表明』を参照。