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WebAPIで住所の正規化処理、「住所クレンジングサービス」をインクリメントPが開始

住所クレンジングの例。番地の表記をそろえている

 インクリメントP株式会社は、住所のクレンジング(正規化)処理を行うサービス「住所クレンジングサービス」を開始した。まずは、WebAPIでの提供を開始した。

 住所のクレンジングとは、主に表記のフォーマットを統一化すること。例えば、番地の表記は「○○区××町1丁目2-3」「○○区××町一丁目2-3」「○○区××町一丁目2番地3号」など、同じ住所でも異なるフォーマットで記録されていることがある。これを「○○区××町1-2-3」などのフォーマットに統一する。これにより、ダイレクトメールを二重で送った、住所が古いため宅配が遅くなった、名寄せ処理に時間がかかる、地域ごとの分析の精度が落ちる――などの課題が解決できる。

 従来、このような住所のクレンジングは、専門の業者にデータを渡して行っていたという。しかし、インクリメントPの住所クレンジングサービスでは、WebAPIで行えるようになったため、データを渡すことなくインターネットで完結できる。

 住所クレンジングサービスは、4000万件以上の住所データベースと、日本の複雑な住所の表記にも対応することが特徴だ。また、市町村合併などによる住所の表記の変更も対応できる。

 WebAPIによる住所のクレンジングは、自社のシステムやサービスに組み込んで利用でき、「Single request API」と「Multiple request API」の2つのWebAPIが用意されている。Single request APIは、住所を1件ずつ処理するためのWebAPI。例えばウェブ上で展開しているサービスにおいて、ユーザーが入力した住所を1件ずつクレンジングするという使い方がある。

ユーザーが入力した住所を自動的に、郵便番号を付与し、都道府県、市町村、住所1、住所2、番地、建物名など階層ごとに分割する

 一方のMultiple request APIは、1リクエストで最大4000件の住所を一括処理するWebAPI。定期的に住所のクレンジングを行いたい、住所リストを短時間で処理したい――という場合に適している。

 さらにインクリメントPでは、ウェブ上で完結できるSaaS型のサービスも2021年に開始する予定だとしている。また、住所クレンジングサービスの処理結果やログなどを解析して、地図データベースの精度とサービス品質の向上に活用するとしている。