ニュース

GALA湯沢のゲレンデがワークスペースに? JR東日本、ワーケーション事業化に向けた検証へ

ゲレンデエリア

 東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、株式会社ガーラ湯沢が運営する「GALA湯沢スキー場」(新潟県湯沢町)において、JR東日本および同社グループの社員などによるワーケーションのモニターツアーを実施し、事業化を目指した検証を進める。

 アフターコロナにおける新たな取り組みの1つとして、地方におけるワークスペースの検討を進めるのが目的。山岳リゾートワーケーションのニーズを把握するとともに、すでに同社が事業展開している駅ナカシェアオフィス「STATION WORK」との連携など、ワーケーションの実用化に向けた検証を進め、「後湯沢エリアへの年間を通じた人の流れの創出に貢献していく」としている。

 今回のモニターツアーに使う場所は、スキー場内のレストハウス「チアーズ」とゲレンデの一部。アウトドアブランド「THE NORTH FACE」がキャンプ用品などのアイテムでサポートする。

 具体的には、レストハウス屋上のスペースを、リラックスできるチルアウトスペースとして利用する。さらに、ゲレンデなどでお気に入りの場所に自分だけのワークスペースを作れるように、THE NORTH FACEの持ち歩き可能な小型テント、デスク、チェア、シェイドなどを用意した。

レストハウス屋上

 レストハウス内部には、個室のワークスペースやレセプションカウンターを設置。「谷川連峰や湯沢町の雄大な景色を眺めつつ集中して作業できる環境」だとしている。

レストハウス内部

 仕事の間のリフレッシュには、スキー場内でのトレッキング、大ブナの森でのヨガ体験、「e-Bike」試乗、南魚沼産新米コシヒカリでのおにぎりづくり体験、ドローンを操縦してのGALA俯瞰ツアー体験など、さまざまなオリジナルアクティビティも準備した。

ヨガ体験

 なお、このモニターツアーは10月上旬に1泊2日で全6回実施されるが、将来的な事業化を目標としたモニターツアーのため、一般の参加はできない。