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プリンスホテル、各地のホテルで「ご当地ワーケーション」を提案、屈斜路湖畔でのグランピング体験など
2020年10月6日 14:53
株式会社プリンスホテルは、国立公園内のホテルなど全国のホテルで「ご当地ワーケーション」を提案すると発表した。国立公園などの立地や施設を生かし、仕事だけでなく、その土地ならではの体験も楽しんでいただく宿泊プランを提供する。プランの内容や料金、提供期間はホテルによって異なる。
例えば、阿寒摩周国立公園の「屈斜路プリンスホテル」で11月8日まで提供する「湖畔のリゾートワーケーションプラン」は、屈斜路湖畔に設置されたテントでのグランピング体験がプランに含まれている。仕事の環境としては、ホテル1階のラウンジにワークスペースを設置。コーヒーが無料になっているほか、コピーを滞在中20枚まで無料で使用できる。
上信越高原国立公園の「万座プリンスホテル」で11月22日まで提供する「湯ったりワーケーションプラン」では、万座温泉の「湯めぐり手形」が含まれる。また、富士箱根伊豆国立公園の「ザ・プリンス箱根芦ノ湖」で2021年3月31日まで提供する「リゾートワーケーションプラン」では、平日にゴルフ9ホールが無料で利用できる特典などが含まれているほか、有料オプションとして「箱根芦ノ湖セグウェイ自然体験ツアー」も提案している。
国立公園内のホテルだけでなく、「釧路プリンスホテル」「ザ・プリンスパークタワー東京」「ザ・プリンス ヴィラ軽井沢」「鎌倉プリンスホテル」「びわ湖大津プリンスホテル」「グランドプリンスホテル広島」でもご当地ワーケーションプランを準備した。
国立公園内で13のホテルを運営するプリンスホテルは2018年6月、環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシップ」を締結している。一方、昨今、新しい働き方である「ワーケーション」を政府などが推進する中で、特に国立公園では環境省がWi-Fi設置費用の補助を行うなど、官民一体でのワーケーションの誘致が進められているという。プリンスホテルでは、ワーケーションの推進で国立公園をはじめとする各地域の活性化を目指すとしている。