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「IIJ Technical WEEK 2020」オンライン開催、12月14日から4日間

「コロナ禍の開発勉強会」「世界のインターネット事情」など

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は、ITエンジニアを対象とした技術イベント「IIJ Technical WEEK 2020」を12月14日から17日の計4日間、オンラインで開催する。

 IIJ Technical WEEK 2020は、日頃IIJのエンジニアが携わっているサービス開発・運用に関する技術のほか、同社が「ココでしか聞けない」とうたう独自のノウハウなども紹介する技術イベント。

 4日間にわたって、毎日1テーマずつ、夕方16時から17時にストリーミング配信する。講演や座談会、トークコーナーなど、多様な形でオンラインセッションを行う。

DAY1のテーマは「セキュリティ」「セキュリティエンジニアの『以上、現場からでした!』」

 12月14日(DAY1)は、セキュリティをテーマに、「2020年のセキュリティ振り返り&お客様担当セキュリティエンジニア座談会」を開催する。

 前半の20分間で、毎年恒例である「セキュリティ動向2020」を公演予定。IIJのセキュリティ事業やCSIRT活動によって明らかになったインシデントを紹介し、対策に関する議論を行う。

 後半30分では、「セキュリティエンジニアの『以上、現場からでした!』」と題し、座談会形式で顧客担当のセキュリティエンジニアによる現場トークを展開する。

DAY2のテーマは「インターネット・バックボーン」「世界のインターネット事情」など

 12月15日(DAY2)は、インターネット・バックボーンをテーマに、「世界のインターネットの今・あらゆるトラフィックをさばくIIJバックボーン」を開催する。

 この講演は3部構成で、序盤の「世界のインターネット事情」では、インターネットの地域性に着目し、インターネットが全体としては協調的に、一方で、地域によってはそれぞれの事情に基づいて運用している状況について解説する。

 中盤の「バックボーン運用から見るインターネットの実情」では、バックボーンの運用上で発生したインシデントから垣間見えるインターネットの実情と、それに対しIIJがどう取り組んでいるかを説明する。

 これら20分ずつの解説2つを踏まえた後、IIJ 基盤エンジニアリング本部 運用技術部 技術開発課 松崎 吉伸氏と、IIJ 基盤エンジニアリング本部 ネットワーク技術部 ネットワーク運用課長 堀 高房氏の両名を招いて、トークコーナーを開催。

DAY3のテーマは「アプリケーション」「コロナ禍の開発勉強会」など

 12月16日(DAY3)は、アプリケーションをテーマに、「開発研修をオンライン化するツール開発・解説WebAssembly・確定間近!QUIC(HTTP/3)」を開催する。

 序盤20分の「コロナ禍の開発勉強会~社内教育ツールの開発と実装」では、コロナ禍で社内勉強会もオンライン開催となる中、課題解決のために有志で作られたウェブアプリ「Visual Bootcamp」の着想から開発、実装までを解説する。

 次の20分で「フロントからバックエンドまで - WebAssemblyで広がる可能性」にて、ブラウザーで実行できるほどの安全性を活かし、様々な場面での応用が期待されている「WebAssembly」の可能性、それを支える設計や新しい仕様についてダイジェストで解説する。

 その後5分間の「今抑えておきたいQUIC」で、Googleで開発された新しいトランスポートプロトコルであるQUICに関して、IETF QUICの位置付けや現状を説明する。最後に、5分間で全体の質疑応答も行う。

DAY4のテーマは「データセンター」「データセンターのエネルギーコントロール」など

 12月17日(DAY4)は、データセンターをテーマに、「データセンターを作る:コロナ禍の運用体制・蓄電池で逼迫する夏の電力消費を抑える」を開催する。

 序盤20分の「コロナ禍での白井データセンターキャンパスの運用施策」では、2019年5月1日より稼働開始した「白井データセンターキャンパス」における、自動化・省人化を実現するロボットの取り組みと、コロナ禍におけるDC運用の取り組みを紹介する。

 続いての20分で、「データセンターのエネルギーコントロールの仕組み」と題し、白井データセンターキャンパスでのエネルギー削減の取り組み(外気冷却とAI制御)と、リチウムイオン蓄電池によるエネルギーのピークカット/ピークシフト制御の取り組みを解説する。

 以上2つの解説を踏まえ、最後に、IIJ 白井データセンターキャンパス センター長 橋本 明大氏と、IIJ 基盤エンジニアリング本部 データセンター技術部 技術課 加藤 佳則氏の両名を招いて、トークコーナーを開催。

 各プログラムで当日利用する資料は事前に公開予定。追ってTwitterアカウント「@IIJ_ITS」にて知らせるという。

 参加には、こちらの各プログラムのページから事前登録(無料)が必要。