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A4印刷が1枚0.7円~! カラーにも顔料インクを使った本格ビジネスインクジェットプリンター8選
スモールオフィスや店舗にもオススメ!! 家庭用とは違う、そのポイントは?
2021年4月27日 06:55
前回、テレワークの個人利用向けの低価格なビジネスインクジェットプリンターを紹介したが、今回は小規模オフィスや店舗などで商品の資料、チラシやPOPといった印刷を行う頻度が多い利用シーンを想定して商品をピックアップして紹介したい。
重視したポイントとしては、「ランニングコストが低いこと」、「インク交換や補充の頻度が少ない大容量インク対応モデル」、「耐久性やにじみに強い顔料インクをブラック・カラーともに採用」、「本体価格が税別で10万円(税込み11万円)以下」の4つ。なお、価格はメーカー直販のオンラインサイトでの価格を基準として選考した。
ビジネス向けなら「顔料インク」、普通紙でも鮮明に
印刷コストが10分の1になる!? 大容量インクタンクも重要ポイント
大容量のインクとトレイで、インクや用紙補充の頻度が少ない
耐久性とメンテナンス性アップで、ロングライフを実現
・プリント/コピー/スキャン/FAX、オールインワンのA4複合機
・機能を限定して価格を抑えたA4対応ビジネスインクジェット
・A3印刷にも対応した4色顔料インクジェットプリンター
ビジネス向けなら「顔料インク」、普通紙でも鮮明に
年賀状印刷や写真印刷での利用を想定した家庭向けのインクジェットプリンターでは、光沢紙などの専用紙を使ってキレイに写真が印刷できるよう、染料インクを使っていることがほとんどだ。
対してビジネスインクジェットでは、顔料インクが採用されることが多い。これはテキストを多く含むビジネス文書を普通紙に印刷する場合、染料インクは用紙に染み込みやすく、印刷されたテキストがにじみやすい傾向があるため。顔料インクの場合、小さなテキストでも、にじみのないくっきりしたクオリティになる。
さらに染料インクは水などでインクにじみが発生しがちだが、そういった点でも顔料インクが優れる。印刷資料に蛍光ペンでラインを引くようなケースでも、顔料インクなら印刷した文字がにじみにくい。
ビジネスインクジェットの中でも、個人ユースを想定したモデルでは、ブラックのみを顔料インクとしたモデルも多いが、今回はカラーともに顔料インクを採用したモデルをセレクトしている。
印刷コストが10分の1になる!? 大容量インクタンクも重要ポイント
今回は大容量インクタンクや特大容量カートリッジに対応したモデルを厳選した。印刷枚数が多くなるビジネスユースでは印刷コストも重要だからだ。
最近は大容量カートリッジをラインアップすることで、ランニングコストを意識した家庭用のインクジェットも増えてきている。しかしそれでもA4用紙1枚のカラー印刷コストは20~35円ほど。いっぽう今回紹介する大容量インク対応のビジネスインクジェットでは、A4カラー印刷時のコストがA4用紙1枚当たり2.2~7.5円と、家庭用インクジェットと比べて10分の1以下にもなるようなコストを実現。本体価格は家庭用インクジェットなどと比べて高くなるが、印刷頻度が高い場合はランニングコストも含めればお得だと言える。
大容量のインクとトレイで、インクや用紙補充の頻度が少ない
大容量インクはコストだけでなく、補充の頻度を減らせるのもメリットだ。1回の満タンで、1万枚以上印刷できるモデルもある。小型インクカートリッジ式と比較してインク交換の頻度が圧倒的に下がるのもメリットだ。
さらにビジネスインクジェットは、給紙枚数の多さもその魅力だ。背面給紙に加えて、前面に給紙カセットが用意され、モデルによってはカセットを複数用意することで、さらなる大容量化や、異なる用紙サイズのストックできるモデルもある。
また今回紹介する全てのモデルで、有線LANと無線LANに対応している。さらにPCを介さずスマホから直接印刷することや、利用頻度の高い作業を登録することで業務効率化を図れるモデルもある。
耐久性とメンテナンス性アップで、ロングライフを実現
大量の印刷を想定したビジネスインクジェットの場合、耐久性が高いのも魅力だ。たとえば本体の想定対応年数5年間または20万ページをうたうモデルもあり、家庭用インクジェットとはレベルが違う。
また、長期利用する上でのメンテナンス性についても考えられている。たとえばインクジェットには、廃インクボックス(メーカーごとに廃インクタンクやメンテナンスカートリッジとも呼ばれる)という、ヘッドクリーニング時などに排出したインクを回収する機能があるが、回収限界を超えた場合はメーカー修理による交換が必須だった。
しかし今回紹介するモデルでは、カートリッジ式とすることで、ユーザー自身で交換できるようにしたモデルや、容量を大きくして15万ページ程度まで対応としたモデルなどもある。
まさに家庭用インクジェットとは異なったコンセプトで作られた本格ビジネスインクジェットプリンター。FAX対応モデルからA3ノビ対応モデル、コンパクトサイズのモデルなどさまざまなので、利用状況に合わせた製品選びをしていただければ幸いだ。
プリント/コピー/スキャン/FAX、オールインワンのA4複合機
キヤノンのギガタンクがさらに進化!! コンパクトボディに機能を凝縮
キヤノン「GX7030」
ウェブ直販価格:7万9750円(5月中旬発売予定)
「GX7030」は、キヤノンの独自インクシステム、特大容量のインクタンクを用いた「ギガタンク」対応のビジネスインクジェット複合機。
インクはC/M/Y/Kの4色で全色に顔料インクを採用する。印刷速度はA4用紙でモノクロ24.0ipm、カラーで15.5ipmを実現。ギガタンクの名前は伊達ではなく、さらにエコノミーモードを組み合わせれば、A4用紙でモノクロ最大約9000枚(標準約6000枚)、カラーが最大約2万1000枚(標準1万4000枚)と驚きの印刷枚数になっている。
印刷コストはA4用紙1枚当たりカラーは約2.2円、モノクロは約0.8円。給紙カセットは2段式で最大で約600枚の給紙が可能。自動両面印刷に加え1パスでの両面スキャンにも対応する。50枚セットできるADFを標準搭載しているのでドキュメントスキャナー的な使い方もできる。
廃インクは交換可能なメンテナンスカートリッジ式、1200mmの長尺紙や光沢用紙にも対応。ネットワークは有線と無線LANの両方に対応する。これ1台でほぼすべてのニーズを満たしてくれるビジネスインクジェットの全部入り欲張りモデルと言えるだろう。
用紙サイズ | A4(長尺紙対応) |
FAX | ○ |
最大給紙枚数 | 約600枚(背面100枚+カセット250枚×2段) |
ADF | 自動両面スキャン |
ADF枚数 | 50枚 |
本体サイズ(収納時) | 399×410×314mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約0.8円/約2.2円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 約7秒/約8秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 24.0ipm/15.5ipm |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 約6000枚/約1万4000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |
A4カラー約2.2円という安さと、ファーストプリント約5.5秒という速さを実現
エプソン「PX-M791FT」
ウェブ直販価格:9万8978円
「PX-M791FT」は、エプソンの誇る大容量インクシステム「エコタンク」に対応したA4インクジェット複合機だ。
インクはC/M/Y/Kの顔料4色構成。印刷可能な枚数はA4用紙でカラーが約6000枚、モノクロが約7500枚となっている。印刷コストは、A4カラーが1ページ約2.2円、モノクロが1ページ約0.9円。ファーストプリントが約5.5秒と競合機種の中でも高速なのもポイントだ。印刷速度はモノクロとカラー共にA4用紙で約25ipm。
特筆すべきは両面印刷機能で新開発の両面高速紙送り機構によって自動両面印刷の速度がモノクロとカラー共にA4用紙で約21ipmを実現している点。これまでオマケ程度で遅くて使おうと思えなかった両面印刷が実用できる速度になっている。給紙できる用紙は最大で550枚、給紙カセットは2段式だ。最大50枚セットできるADFを搭載しており読み取り速度はA4モノクロで約27.5ipmと十分。
廃インクはメンテナンスボックスを利用しておりユーザーが交換できる。高耐久も自慢で本体なら5年、印刷なら20万ページを保証している点も見逃せない。
用紙サイズ | A4 |
FAX | ○ |
最大給紙枚数 | 約550枚(背面50枚+カセット250枚×2段) |
ADF | 自動両面スキャン |
ADF枚数 | 50枚 |
本体サイズ(収納時) | 425×500×350mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約0.9円/約2.2円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 約5.5秒/約5.5秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 25ipm/25ipm |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 約7500枚/約6000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |
最大で毎分約70枚の高速印刷、給紙トレイも増量可、大量に速く印刷したい人に
日本HP「HP PageWide Pro 577dw」
ウェブ直販価格:10万7800円
「HP PageWide Pro 577dw」は2013年に印刷速度でギネス記録を達成した同社のビジネスインクジェット「HP Officejet Pro X」シリーズの後継モデルで、特大容量インクカートリッジに対応させた複合機だ。
C/M/Y/Kの顔料4色構成のインクは、標準カートリッジでもモノクロが約1万枚、カラーが約7000枚印刷と標準インクで十分な印刷枚数を誇るが、さらに増量カートリッジを選ぶとモノクロで約1万7000枚、カラーで1万3000枚の印刷が可能になる。ランニングコストは他社より若干高めだが、それでもA4用紙1ページでモノクロが約1.4円、カラーが約7.5円となる。
ギネス記録を達成した自慢の高速プリントエンジンは、ドラフトモードでA4用紙で毎分約70枚、標準モードでも毎分約50枚と他の追従を許さない。1パス両面スキャンに対応しADFには50枚原稿をセットできる。標準では550枚の給紙が可能だがオプションのトレイを追加して最大で1550枚の給紙が可能だ。印刷速度重視なら筆頭候補の1台と言えるだろう。
用紙サイズ | A4 |
FAX | ○ |
最大給紙枚数 | 約550枚(50枚+500枚) |
ADF | 両面 |
ADF枚数 | 50枚 |
本体サイズ(突起部除く) | 530×407×467mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約1.4円/約7.5円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 最速6秒/最速6.5秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 約50枚/約50枚(毎分、ISO/IEC 24734に準じて測定) |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 最大約1万7000枚/最大約1万3000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |
機能を限定して価格を抑えたA4対応ビジネスインクジェット
機能を抑えて価格とサイズをコンパクトに
キヤノン「GX6030」
ウェブ直販価格:7万2050円(5月中旬発売予定)
「GX6030」は前出の「GX7030」の下位モデル。FAX機能や両面スキャンを省き、給紙トレイを減らすことで、本体価格とサイズを抑えている。
それ以外は上位モデルに準じており、当然「ギガタンク」にも対応。C/M/Y/Kの顔料4色のインク構成だ。印刷速度はA4用紙でモノクロ24.0ipm、カラーが15.5ipmと高速さはそのままだ。上位モデル同様A4用紙でモノクロ最大約9000枚(標準約6000枚)、カラーが最大約2万1000枚(標準1万4000枚)の印刷が可能。印刷コストはA4用紙1枚当たりカラーは約2.2円、モノクロは約0.8円。
給紙カセットは1段になっており、最大で約350枚の給紙が可能だ。50枚セットできるADFも標準搭載。廃インクは交換可能なメンテナンスカートリッジ式、1200mmの長尺紙印刷や光沢用紙にも対応。ネットワークは有線と無線LANの両方に対応する。FAX機能は不要でコンパクトなサイズを求める人向けと言えるだろう。
用紙サイズ | A4(長尺紙対応) |
FAX | × |
最大給紙枚数 | 約350枚(背面100枚+カセット250枚×1段) |
ADF | 片面スキャン |
ADF枚数 | 50枚 |
本体サイズ(収納時) | 399×410×254mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約0.8円/約2.2円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 約7秒/約8秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 24.0ipm/15.5ipm |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 約6000枚/約1万4000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |
オフィスのA4印刷能力増強に、速い印刷速度に加え、給紙トレイを増設可能
日本HP「HP PageWide Pro 552dw」
ウェブ直販価格:8万2500円
「HP PageWide Pro 552dw」は、上位モデルの「HP PageWide Pro 577dw」のプリント機能に特化したようなモデルだ。
もはや爆速ともいえる印刷性能ももちろん受け継いでおり、ドラフトモードではA4用紙で毎分約70枚、標準モード印刷で毎分約50枚という印刷速度が特徴である。ファーストプリントはカラーが最速6.5秒、モノクロ最速6秒。
特大容量インクにも当然対応しており4色顔料インク(C/M/Y/K)は、標準カートリッジでモノクロなら約1万枚、カラーは約7000枚が印刷でき、増量カートリッジに交換すれば、モノクロで実に約1万7000枚、カラーでも1万3000枚の印刷が可能だ。ランニングコストはA4用紙1ページでモノクロが約1.4円、カラーが約7.5円となる。
標準では550枚の給紙が可能だがオプションの給紙カセットを追加すればさらに1000枚の合計1550枚の給紙が可能である点も上位モデル同様だ。複合機能が不要で印刷速度を重視するといった人に最適な1台と言えるだろう。
用紙サイズ | A4 |
FAX | × |
最大給紙枚数 | 約550枚(50枚+500枚) |
ADF | 無し |
ADF枚数 | -- |
本体サイズ(突起部除く) | 530×407×419.5mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約1.4円/約7.5円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 最速6秒/最速6.5秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 約50枚/約50枚(毎分、ISO/IEC 24734に準じて測定) |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 最大約1万7000枚/最大約1万3000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |
A3印刷にも対応した4色顔料インクジェットプリンター
A3印刷可能なFAX付き複合機、毎分約70枚の高速印刷、給紙トレイも増量可
ブラザー「MFC-J6997CDW」
ウェブ直販価格:9万2400円
「MFC-J6997CDW」はA3サイズのスキャンやコピー、FAXが可能なのに加え大容量インクカートリッジの「ファーストタンク(FIRST TANK)」にも対応している。
インクはC/M/Y/Kの4色顔料構成で、大容量インクカートリッジでは、A4用紙でモノクロが約6000枚、カラーが約5000枚の印刷が行える。用紙は2段の給紙カセットと上部の給紙トレイを使い最大600枚給紙可能だ。
なおインク用のサブタンクを内蔵しているため、インクカートリッジがなくなってしまった状態でも200枚程度なら印刷が可能だ。またモノクロだけの印刷ならカラーインクがない状態で約30日間は印刷が行えるという。印刷コストはA4用紙でモノクロが約0.7円、カラーが約3.7円となっている。
ADFには最大50枚セットでき1パス両面スキャンが可能。高耐久も自慢で約15万ページの耐久性を実現。廃インクパッドは残念ながら自前で交換できないが、こちらも15万ページ程度までは交換は不要とのこと。業務でA3用紙を多用する場合、筆頭候補としておススメできる製品だ。
用紙サイズ | A3 |
FAX | ○ |
最大給紙枚数 | 約600枚(背面100枚+カセット250枚×2段) |
ADF | 自動両面スキャン |
ADF枚数 | 50枚 |
本体サイズ(突起部除く) | 575×477×375mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約0.7円/約3.7円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 約5.5秒/約6.0秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 約20ipm/約22ipm |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 約6000枚/約5000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |
印刷コストの安さと印刷速度の速さはそのままに、A3ノビサイズにも対応
エプソン「PX-S6710T」
ウェブ直販価格:9万9550円
「PX-S6710T」は、印刷機能に特化した単機能モデル。トンボが打てるA3ノビ印刷に対応しているのが特徴。
大容量インクシステム「エコタンク」に対応しており印刷可能な枚数はA4用紙でカラーが約6000枚、モノクロが約7500枚となっている。インクはC/M/Y/Kの顔料4色構成。プリントエンジン部分は、前述した「PX-M791FT」に準じており、印刷コストは、A4カラーが1ページ約2.2円、モノクロが1ページ約0.9円。ファーストプリントが約5.5秒なのも同様だ。
印刷速度はモノクロとカラー共にA4用紙で約25ipm。高速な両面印刷機能も対応しており自動両面印刷の速度がモノクロとカラー共にA4用紙で約21ipmを実現している。給紙できる用紙は2段の給紙カセットと上部トレイを合わせ最大で550枚。
廃インクはメンテナンスボックス式で、ユーザーが自分で交換できる。本体なら5年、印刷なら20万ページの高耐久性能も見逃せない。A3ノビ印刷の機会があり、印刷機能しか必要ないのであれば、本製品がオススメだろう。
用紙サイズ | A3ノビ |
FAX | × |
最大給紙枚数 | 約550枚(背面50枚+カセット250枚×2段) |
ADF | 無し |
ADF枚数 | -- |
本体サイズ(収納時) | 515×500×350mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約0.9円/約2.2円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 約5.5秒/約5.5秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 25ipm/25ipm |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 約7500枚/約6000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |
FAXもスキャナーも足りている人に、A3対応で印刷機能に特化
ブラザー「HL-J6000CDW」
ウェブ直販価格:5万9400円
「HL-J6000CDW」は上位モデル「MFC-J6997CDW」からプリント部分を抜き出したようなモデル。
A3サイズの印刷が可能で大容量インクカートリッジ「ファーストタンク」にももちろん対応する。4色顔料インクはC/M/Y/Kの構成。「MFC-J6997CDW」同様に大容量インクカートリッジでは、A4用紙でモノクロが約6000枚、カラーが約5000枚印刷できる。
セットできる用紙は2段の給紙カセットと上部の給紙トレイを合わせ最大600枚だ。インク用サブタンク内蔵でカートリッジのインクが切れでも約200枚印刷が可能な点や、モノクロだけの印刷が可能な点も上位モデルに準じている。印刷コストはA4用紙でモノクロが約0.7円、カラーが約3.7円だ。最大55%ものインクをカットして印刷するインク節約モードを使うことで大幅にランニングコストを下げることもできる。
耐久性は15万ページを実現。廃インクパッドの自前交換は不可だがこちらも15万ページ程度に対応する。A3用紙をメインで印刷するような場合、インク節約モードと組み合わせれば、今回紹介した中で最安値のランニングコストを実現できるだろう。
用紙サイズ | A3 |
FAX | × |
最大給紙枚数 | 約600枚(背面100枚+カセット250枚×2段) |
ADF | 無し |
ADF枚数 | -- |
本体サイズ(突起部除く) | 575×477×315mm(幅×奥行き×高さ) |
A4印刷コスト(モノクロ/カラー) | 約0.7円/約3.7円 |
ファーストプリント(モノクロ/カラー) | 約5.5秒/約6.0秒 |
印刷速度(モノクロ/カラー) | 約20ipm/約22ipm |
印刷枚数(モノクロ/カラー) | 約6000枚/約5000枚 |
ネットワーク | 無線LAN、有線LAN |