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タスク管理ツール「Trello」に、ワークスペースを越えて情報を可視化する3つの新機能

 アトラシアン株式会社は2月24日、タスク管理ツール「Trello」の新機能を追加した。「ワークスペース」と「ボード」上で利用できる、次の3つの機能が加わっている。

 ワークスペース上の2つの新機能は「Premium」以上のプラン向け。ボード上の新機能は、すべてのプランで利用できる。

ワークスペースをまたぐタスクの「カレンダー」ビュー

 Trelloでは、企業や部署単位で「ワークスペース」を設け、その中にタスクを管理する「ボード」を必要に応じて複数設置し、その中でタスクを「カード」として管理する。従来、ワークスペースを横断してタスクの管理をする際は、テーブル(一覧表)形式で表示することしかできなかったが、新たに、タスクの日程や期限に基づいてカレンダー上に表示できる「ワークスペースカレンダービュー」が追加された。

 タスクの状況が分かりやすくなるほか、タスクの日程を変更したい場合は、カレンダー上のカードをドラッグさせるだけで変更できるようになり、中長期的なプランニングがしやすくなるとしている。

ワークスペースをまたぐビューのカスタマイズと表示条件の保存・共有

 ワークスペースを横断してタスクを表示するテーブルビューやカレンダービューでは、リストやラベル、日付、メンバーなどフィルタリングや並べ替えを実行できる。新機能として、条件に名前を付けて保存できる機能が追加された。保存した条件は、ほかのメンバーに共有もできる。

ワークスペースビューのカスタマイズ

ワークスペースを横断して指定条件でカードを収集する「ダッシュカード」

 ボードでは、ワークスペースを横断して、指定した条件に該当するカードを収集し、新たに単一のカードとして表示する「ダッシュカード」の機能が追加される。「自分の担当するカード」「期限切れのカード」など任意の条件でフィルタリングし、横断的な検索もできる。ダッシュカードには、普通のカードと同様にほかのメンバーもコメントを書き込める。

 この機能はPower-Up(アドオン)として提供される。また、PremiumおよびEnterpriseプランでは、時間の経過と共にデータの状況をグラフで表示させる機能や、カード数の変化に応じて Slack やメールに通知する機能なども利用できる。