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Twitter、イーロン・マスク氏による買収提案に合意、総額約5.6兆円

 米Twitterは4月25日(米東部標準時)、イーロン・マスク(Elon Musk)氏が所有する企業が同社を1株あたり54.2ドルで買収することで最終合意したと発表した。総額は約440億ドル(約5.6兆円)。買収は2022年中に完了の予定で、買収完了後、同社は非公開化される。

 米テスラ(Tesla)、スペースX(SpaceX)などのCEOであるイーロン・マスク氏は、Twitterのヘビーユーザーとしても知られ、3月にはTwitterの株式の9.2%を取得していた。また、4月5日には同氏のTwitter取締役への就任が発表されたが、その後撤回されていた。

 マスク氏は買収に関連し、コメントを画像にしてツイート。「言論の自由は民主主義が機能するための基盤であり、Twitterは人類の未来に欠かせないことを議論する“デジタルな街の広場(digital town square)”である」と語っている。

 そして、新機能によるプロダクトの強化、信頼性のためのアルゴリズムのオープンソース化、スパムボットの打倒、全ての人間の認証を通して、Twitterをよりよいものにしていく――などと、今後のビジョンを披露。Twitterの持つ大きな可能性を、会社やユーザーのコミュニティと共に解放していくとしている。



 TwitterのCEOであるパラグ・アグラワル(Parag Agrawal)氏は、「Twitterは、全世界に影響を与える意思とつながりを持っている。私たちのチームを誇りに思い、かつてない重要な出来事に気持ちが高まっている」とコメント。これは、同社の独立取締役会議長であるブレット・テイラー(Bret Taylor)氏による買収合意を知らせるツイートをリツイート(RT)した中で述べられている。