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首振りカメラ「ATOM Cam Swing」がクラウドカメラサービス「ソラカメ」に対応、1台4280円で予約開始

リモートからのパン/チルトやAIによる自動追跡が可能

ATOM Cam Swing(アトムカムスイング)

 株式会社ソラコムは7月6日、同社が提供する「ソラコムクラウドカメラサービス(ソラカメ)」に、アトムテック株式会社が提供するネットワークカメラ「ATOM Cam Swing(アトムカムスイング)」が対応したことを発表した。SORACOM IoTストアまたはSORACOMユーザーコンソールから予約購入を受付中で、価格は1台4280円。発送は8月中の予定。

 ソラカメは、カメラの映像をクラウドに録画するサービス。クラウド常時録画はカメラ1台ごとのライセンス制で、月額料金は保存期間7日間で990円、14日間で1650円、30日間で2160円。

 今回ソラカメに対応したATOM Cam Swingは、IP65の防水防塵性能を備えた屋外対応のネットワークカメラ。フルHD(1920×1080ピクセル)で、通常時は20fps、暗所用の「カラーナイトビジョン」使用時は15fpsの動画を撮影できる。

 水平方向に360°、垂直方向に180°の首振り機能を備えており、カメラ内蔵のAIによる「自動追跡」モード、10秒ごとに4つのポイントを巡回して監視する「クルーズ」モード、カメラのレンズを90°回転して内側に格納することで撮影状態ではないことを示す「プライバシー」モードなどを搭載する。

 Wi-FiはIEEE 802.11n/g/bの2.4GHz帯に対応する。Android/iOS向けアプリ「ATOM - スマートライフ」を使用すれば、ライブ映像や録画の閲覧、通話、カメラの設定管理などを行うことができる。

 本体サイズは53×53×122.5mm(幅×奥行×高さ)、重量は254g。

ソラカメのAPIも限定公開

 ソラコムでは7月6日、ソラカメのAPIを限定公開することも発表している。同日現在、カメラ一覧やカメラ詳細情報の取得、ライブ映像の閲覧(ストリーミング形式)、常時録画の閲覧(ストリーミング形式)、常時録画データのダウンロードといった機能が提供されており、今後、静止画のダウンロードなどを拡充する予定。このAPIを活用することで、既存システムにソラカメをインテグレーションできるようになる。

 現在は「Limited Preview」というかたちでの限定公開となっており、利用するには申請が必要。Limited Previewの期間は無料で、ソラカメのクラウド常時録画ライセンスが有効になっているカメラで利用できる。