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「共同通信社 記者ハンドブック辞書 第14版 for ATOK」発売

ジャストシステムの日本語入力システム「ATOK」向けの辞書

「飛沫」を入力すると、一般的な表現として「しぶき」が変換の候補として挙げられる

 株式会社ジャストシステムは8月18日、日本語入力システム「ATOK」向けの辞書「共同通信社 記者ハンドブック辞書 第14版 for ATOK」の販売を開始した。ダウンロード販売のみとなっており、ジャストシステムの直販サイト「Just MyShop」で取り扱っている。ATOK用の辞書のため、単体では利用できない。Windows版は「ATOK for Windows」のTech Ver.31以降、macOS(OS X)版は「ATOK for Mac」のTech Ver.32以降が必要だ。

 ATOKの記者ハンドブック辞書は、共同通信社が発行している「記者ハンドブック 第14版 新聞用字用語集」に準拠。同ハンドブックは、新聞、雑誌、テレビなどのメディア、自治体や企業の広報や企画、ウェブライターなどが原稿を執筆する際の指標として活用されている。今回の第14版は、6年ぶりの改訂となった。

 ATOKの記者ハンドブック辞書には、漢字表・付表、現代仮名遣い、送り仮名の付け方、用字用語集、誤りやすい語句、差別語・不快語、数字の書き方、紛らわしい会社名、登録商標と言い換え、病名・身体諸器官の表記例、外来語、片仮名語用例集、運動用語仮名表記などの辞書や機能が含まれている。また、今回から「ジェンダー平等への配慮」が追加された。

 例えば、用字用語集の機能により「飛沫」と入力すると、一般的な表現として「しぶき」が変換の候補として挙げられる。また、「収束」と「終息」など読みが同じでも意味が異なる言葉の場合、変換候補にそれぞれの意味と使用例が参照できる。

変換候補の右側に「収束」と「終息」の意味が表示される

 価格は、通常版の場合、Windows版の「共同通信社 記者ハンドブック辞書 第14版 for ATOK Win VUP DL版」、macOS版の「共同通信社 記者ハンドブック辞書 第14版 for ATOK Mac 通常DL版」がそれぞれ5280円。

 アップグレード版は、Windows版の「共同通信社 記者ハンドブック辞書 第14版 for ATOK Win VUP DL版」、macOS版の「共同通信社 記者ハンドブック辞書 第14版 for ATOK Mac VUP DL版」がそれぞれ2200円。

 なお、9月30日10時までに購入すると「10%OFF 特別クーポン」にて割引が適用される。

 また、校正ツール「Just Right!」向けの「共同通信社 記者ハンドブック校正辞書 第14版 for Just Right!」も販売が開始された。こちらも単体では動作できず、Just Right!の7 Proまたは6 Proが必要。