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ETC利用照会サービスをかたるフィッシング、件名「ETCに支払情報が変更」などの不審なメールに注意

メール本文のQRコードからフィッシングサイトに誘導

 ETC利用照会サービスをかたるフィッシングの報告を受けているとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。誘導先のフィッシングサイトは11月15日14時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。

 フィッシングメールの件名は「ETCに支払情報が変更」が確認されているが、ほかの件名が使われている可能性もある。

 メール本文は以下の内容が確認されている。本人確認を促し、本文中に挿入されているQRコードを読み取るようにとしており、スマートフォンでQRコードをスキャンすると、フィッシングサイトに誘導される。

ETCサービスをご利用のお客様へ:
インフォメーションMAIL

平素よりETC利用照会サービスをご利用いただき、誠にありがとうございます

今日、ETCに支払情報が変更されたことが発見しました
本人確認操作するため為、一時使用制限をしております
お早めに当社にご連絡くださいませ、ご容赦のほど宣しくお願い致します。お忙しい中お邪魔して申し訳ませんでした
本人認証の手続きが完了してから、ETCサービス制限が解除。

Webページが乗っ取られないようにするためにご本人確認下記携帯電話でQRコードをスキャンする確認ください

(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋。原文ママ)

メールの内容の例(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 誘導先はETC利用照会サービスのログイン画面を装ったフィッシングサイトで、メールアドレス(ID)とパスワードの入力を求められる。入力してログインの操作をすると、アカウントの支払い方法が無効であることを表示する画面に切り替わり、操作を続けると個人情報の入力画面が表示される。さらに操作を続けると、クレジットカード情報の入力画面となる。

誘導先のフィッシングサイトの画面(フィッシング対策協議会の緊急情報より)

 フィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。このほかのドメイン名やURLが使われる可能性もあるため注意が必要だ。

https://www.etc.co-●●●●.●●●●.com.cn/

 フィッシング対策協議会は、フィッシングサイトは本物の画面をコピーして作成することが多く、見分けることは非常に困難だと指摘する。その上で、日頃からサービスへログインする際は、メールやSMS内のリンクではなく、いつも利用しているスマートフォンの公式アプリやブラウザーのブックマークなどからアクセスするよう促している。