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INSネットの「ディジタル通信モード」、提供終了日が明らかに

2024年1月2日に山形・鳥取から段階的に終了、1月31日までに全都道府県で終了

 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)は12月8日、固定電話のIP網への移行後のサービスについてスケジュールの詳細等を発表し、「INSネット(ディジタル通信モード)」の提供を終了する具体的な期日を明らかにした。地域ごとに段階的に提供を終了した後、「切替後のINSネット上のデータ通信サービス(補完策)」に移行する。

 具体的には、まず2024年1月2日に山形県と鳥取県で提供を終了し、補完策へ移行。次いで1月17日に青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県において、さらに1月31日にその他の都道府県において終了・補完策へ移行する。

 なお、この補完策というのは、INSネット(ディジタル通信モード)の提供終了までに別サービス等への移行が間に合わない加入者に対して、当面の対応策として提供するもの。2027年ごろまでをめどに一定期間、提供する予定だ。利用中のISDN対応端末について、補完策のサービス上での動作を確認できる検証環境も用意しているという。

 今回の発表ではこのほかにも、「テレホーダイ」「マイライン」など、IP網への移行に伴い提供を終了する方針が発表されていた各種サービスについて、新規受付の停止日やサービスの提供終了日などの具体的なスケジュールが示された。