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「GYAO!」が3月末にサービス終了、2005年からの歴史に幕

今後は「LINE VOOM」に集中

 Zホールディングス株式会社(ZHD)、株式会社GYAOらは1月16日、動画配信サービス「GYAO!」を3月31日をもって終了すると発表した。今後は、縦型ショート動画サービス「LINE VOOM」に動画領域のグループ経営資源を集中するとしている。

 GYAO!は、株式会社USENが2005年4月に無料映像配信サービス「GyaO」として開始。その後、運営会社として独立した株式会社GyaO(現:株式会社GYAO)はヤフー株式会社に買収され、2009年9月には「Yahoo!動画」と統合した無料動画配信サービス「GyaO! Presented by Yahoo! JAPAN」と、有料動画配信サービス「GyaO!ストア Presented by Yahoo! JAPAN」がスタートした。ヤフー株式会社は2019年11月にLINE株式会社と経営統合し、ZHDが誕生。株式会社GYAOもその傘下となっている。

 3月31日に、「GYAO!」と「GYAO!ストア」、およびニュース配信サービス「トレンドニュース」がサービスを終了する。「GYAO!」の全動画が視聴不能となるほか、「GYAO!ストア」で購入済みの作品の視聴もできなくなる。「GYAO!ストア」における作品の販売は、2月13日に終了する。

 ZHDでは、2021年11月より提供している「LINE VOOM」に動画領域のグループ経営資源を集中し、動画コンテンツの連動や、メディア、コマース領域を横断するプロジェクトでの活用など、グループ内サービスとの連携を強化していくとしている。