ニュース
住居のサブスク「ADDress」が月額9800円から利用可能に。多拠点生活をライトに始められる新料金プラン
2023年2月8日 18:24
株式会社アドレスは、住居のサブスクリプションサービス「ADDress(アドレス)」の料金体系を改定し、月額9800円から利用できるプランなどを提供開始した。これまでは、1カ月間で14日分予約できる月額4万4000円のプランだけだった。新料金では、1カ月間に2日分利用できる月額9800円のプランから、30日分利用できる月額9万9800円のプランまで、5つのプランから選択できる。
ADDressは、47都道府県・260軒の宿泊施設が利用できるサービス。二拠点生活・多拠点生活を想定している。テレワークの普及により働く場所が自由に選べるようになったことで、会員が増えているという。
従来の月額4万4000円のプランでは、予約可能日数が1カ月間に14日分となっており、それを超える場合は追加料金を支払うことで利用できた。また、部屋が空いていれば月の利用上限がなかった。
新料金では「予約チケット制」を導入。1日分の利用を予約すると、チケットを1枚消費する。料金プランは、1カ月間で付与されるチケットの枚数により、チケットが2枚で月額9800円、5枚で月額1万9800円、10枚で月額3万9600円、15枚で月額5万4400円(8月1日から月額5万9400円に変更)、30枚で月額9万9800円の5つが用意されている。チケットは6カ月以内であれば繰り越しが可能だ。
なお、30枚プランのオプションとして、月額19万9600円の60枚プランも用意されている。これは、ADDreeだけで1カ月間生活する場合、最初の月に30日分予約するとチケットを全て使ってしまい、翌月1日にチケットが付与されるまで予約ができないためだ。初月だけ60枚プランを契約することで翌月分の予約も確保でき、翌月からは30枚プランへ切り替えるかたちとなる。
ADDressでは、利用できる宿泊施設を早期に1000軒を突破することを目標にしているという。
アドレスでは、多拠点生活について約12万人のメールマガジンの登録者を対象にアンケートを実施。このうちADDressを利用する前の人を対象にしたアンケートでは、二拠点生活・多拠点生活に踏み切れない理由として「時間的な余裕がない」を挙げている人が38.28%と最も多かった。
また、多拠点生活をする目的としては「普通の旅行では行かないような場所に行くきっかけにしたい」が52.65%、「ホテルや旅館と比べて割安である」が51.59%、「観光では得られないその土地の日常を体験できる」が46.87%、「古民家など特徴のある家に滞在できる」が42.72%、「ドミトリーよりも個室が多い」が41.56%などと続いている。アドレスでは、このアンケート結果について「観光目的とは異なる日常体験へのニーズが非常に高いことが分かった」としている。