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「zenly」サービス終了後、代替アプリは「whoo」が人気。全国の10~20代に「Appliv」がアンケート調査

 ナイル株式会社は、アプリ情報メディア「Appliv」にて実施した位置情報共有アプリの利用状況に関するアンケート調査の結果を発表した。

 今回の調査は、ユーザー同士で位置情報を共有できるアプリ「zenly」が2月3日にサービスを終了したことを受けたもので、全国の10~20代を対象にアンケートを実施した。調査期間は2月3日~5日および17日~20日。

 zenlyのサービス終了直後の2月3日~5日、4401人を対象に行った調査によると、zenlyを利用したことがある人は全体の29.4%だった。性別・年代別では、男性よりも女性のほうがzenlyを知っている割合が高かった。また、男女ともに20代よりも10代のほうがzenlyの利用経験者が多かった。

 zenlyのサービス終了に際して、同アプリの利用経験者のうち、47.4%はすでに他の位置情報共有アプリを利用しており、24.0%は他の位置情報共有アプリを探すと回答。合わせると7割以上が位置情報共有アプリの継続を検討していることが分かった。

 なお、「iPhoneを探す」機能など、「位置情報共有アプリを使わない方法で位置情報を共有する」と答えた人の割合は、zenly利用未経験者で12.1%あり、zenly利用経験者(2.7%)の5倍近く多かった。

 zenlyのサービス終了日の時点で、最も多くzenlyの代わりに利用されていたアプリは「whoo」(55.5%)だった。また、他のアプリへの移行を検討中のユーザーでは、最も多かったのが「whoo」(39.7%)で、その次が「NauNau」(32.9%)だった。

 さらにApplivでは、zenlyのサービス終了から2週間後の2月17日~20日、追加調査を実施。その結果、zenly利用経験者(全国の10~20代の442人)のうち、別の位置情報共有アプリを利用している人は79.2%と、サービス終了時の調査(47.4%)よりも上昇していた。また、どのアプリにするか悩んでいる人は14.9%で、合わせて94.1%が位置情報共有アプリの利用を継続する意向であることが分かった。

 zenlyの代替として利用している/したいアプリでは、「whoo」が42.3%で1位。2位は「NauNau」(18.8%)、3位が「GHOST」(10.3%)だった。 これらのアプリを選んだ理由については、「友達が使っているから」が45.9%で、共有する相手は家族よりも友達のほうが多いとナイルは推測している。

 また、アプリを選んだ理由を上位3つのアプリごとに集計してみると、「whoo」は「友達が使っているから」が77.8%と最も多かった。一方、「家族が使っているから」と答えた割合は「whoo」が6.8%なのに対して、「NauNau」は25.6%、「GHOST」は20.9%と、アプリによって傾向が違うことが分かった。特に「GHOST」は「恋人が使っているから」が20.9%と、他アプリよりも大きい数字となっている。