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2.5GbE対応でM.2スロット4本装備のNASなど、ASUSTORが最新モデルをCOMPUTEX 2023で先行展示
2023年6月2日 16:33
4本のM.2スロットを備える「NIMBUSTOR Gen2」
「NIMBUSTOR Gen2」は、家庭およびSOHO向けとして展開している「NIMBUSTOR」の第2世代モデル。3.5インチドライブベイを2本備える「NIMBUSTOR 2 Gen2 AS5402T」と4本備える「NIMBUSTOR 2 Gen2 AS5404T」の2製品を展示した。2製品の違いは3.5インチドライブベイの数のみで、内部のシステムは共通となっている。
最大の特徴となるのが、本体内にM.2スロットを標準で4本備えるという点だ。ケースを開けるとHDDベイ上部にM.2スロットを4本搭載した基板が取り付けられており、最大4本のM.2 2280 PCIe 3.0 SSDを装着可能。装着したSSDは、ストレージ領域として、またはキャッシュとして利用できる。なお、SSDのストレージ領域はHDDのストレージ領域とは異なる領域として確保されるという。SSDの発熱を考慮して本体上部には吸気用のスリットが設けられている。
システムも強化されている。従来モデルはCPUがデュアルコアのCeleron J4005でメモリが標準2GB搭載だったのに対し、NIMBUSTOR Gen2はCPUがクアッドコアのCeleron N5105、メモリが標準4GBとなっている。
有線LANは、従来モデル同様に2.5GbEを2ポート用意。この他、USB 3.2 Gen2を正面に1ポート、背面に2ポートの計3ポートとHDMIポートも備える。
サイズ/重量は、AS5402Tが114×230×170mm(幅×奥行×高さ)/1.6kg、AS5404Tが170×230×170mm(幅×奥行×高さ)/2.2kg。6~7月頃の発売を予定しており、価格は未定。
一般ユーザー向け「DRIVESTAR」シリーズ新製品
一般ユーザー向けエントリーモデルの「DRIVESTAR」シリーズでは複数の新製品を展示した。
「DRIVESTAR 2 Lite AS1102TL」は、既存製品の「DRIVESTAR 2 AS1102T」より下位に位置付けられる製品で、よりコストパフォーマンスを高めた入門者向けモデルになるという。とはいえ、プロセッサは1.7GHz動作のクアッドコアプロセッサ、Realtek RTD1619Bを採用し、AS1102Tよりも性能が高められている。メモリは標準で1GB搭載。
ただし、有線LANはAS1102Tが2.5GbEだったのに対し、AS1102TLはGigabit Ethernetに落とされている。この他、USB 3.2 Gen1を正面に1ポート、USB 2.0を背面に1ポート備える。サイズ/重量は、102×218×165mm(幅×奥行×高さ)/1.14kg。今年末以降に、AS1102Tよりも安価に発売する予定とのこと。
「DRIVESTAR Pro」シリーズの後継モデルとなる「DRIVESTAR PRO Gen2」も展示。3.5インチドライブベイを2本備える「DRIVESTAR 2 PRO Gen2 AS3304T v2」と、4本備える「DRIVESTAR 4 PRO Gen2 AS3304T v2」の2モデルを用意。
従来モデルからの主な強化点となるのがプロセッサで、1.7GHz動作のRealtek RTD1619Bに強化し、性能が高められている。
それ以外の仕様は従来モデルから大きく変わっておらず、メモリは2GB、有線LANは2.5Gb Ethernet、USB 3.2 Gen1を前面に1ポート、背面に2ポート用意。サイズ/重量は、AS3302T v2が114×230×170mm(幅×奥行×高さ)/1.6kg、AS3304T v2が174×230×170mm(幅×奥行×高さ)/2.2kg。こちらも今年末以降の発売を予定している。