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“立ったまま寝る”仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」、イトーキの開放特許を採用

8月22日から「ネスカフェ 睡眠カフェ in 原宿」で体験可能

giraffenap スペーシア(左)、フォレスト(右)

 広葉樹合板株式会社は8月1日、「立ったまま眠る」ことが特徴の仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」を発表した。2023年12末~2024年1月の発売を予定しており、価格はオープン。8月22日より「ネスカフェ睡眠カフェ in 原宿」で体験可能だ。

 同社は、北海道で合板の製造や卸売を手掛ける。本製品は、株式会社北洋銀行が主催する「知財ビジネスマッチング」にて、株式会社イトーキが所有する開放特許「人体収納用構造体及び睡眠用筐体」のライセンス契約を締結し、開発が進められたもの。

 ボックスの中は頭・尻・すね・足裏の4箇所を支え、立ち姿勢でリラックスできる構造になっている。この4点を固定することで力が均等に配分され、どんなに脱力してもリラックスできる立ち寝姿勢のキープが可能としており、20分程度の仮眠で、疲労回復やストレス軽減、記憶力や集中力の回復、創造力の向上などのパフォーマンス向上に役立つという。

利用イメージ

 この効果について、広葉樹合板では、北海道大学・台湾の国立成功大学との共同研究により、立ったまま寝た場合に睡眠段階2(軽い寝息をたてる程度の睡眠状態)まで到達し、睡眠段階2の状態のまま30分以上の継続が実証されたとしている。これにより、仮眠の効果を実感でき、熟睡しすぎないため、仕事の復帰も素早くできるとしている。

 近未来をイメージした「スペーシア(SPACIA)」と森の中をイメージした「フォレスト(FOREST)」の2種類のデザインがある。本体サイズ(幅×奥行×高さ)は、スペーシアが1200×1200×2577mm。フォレストが1200×1200×2532mm。

設置イメージ

 ネスカフェ原宿店(東京都渋谷区神宮前1-22-8 )内の「ネスカフェ 睡眠カフェ in 原宿」では、8月22日~9月17日に「ネスカフェ 睡眠カフェ×ジラフナップ “立ち寝コーヒーナップ”体験席」を設置しする。料金825円(コーヒー1杯と席の利用料)で30分程度、コーヒーを飲んで本製品で短い昼寝をする「立ち寝コーヒーナップ」を体験できる。