キーワードだけでプレゼン資料をAIが自動生成、「プレゼン資料AI」β版を提供開始

「プレゼン資料AI（β版）」

　ChatGPTで用いられている自然言語処理の人工知能モデルを利用してプレゼンテーション資料を短時間で作成できる機能「プレゼン資料AI（β版）」を、ACワークス株式会社が7月20日にリリースした。無料のオンラインデザインツール「デザインAC」内で利用できる。作成したい資料についてのキーワードを入力するだけで、それに基づきChatGPTがタイトル、目次、内容の全てのテキストコンテンツを生成。写真なども選定し、見やすいレイアウトに配置する。「数時間かかるプレゼン資料作りが、たったの3分に」としている。

「東京」というキーワードを入力

AIがプレゼンテーション資料を生成する

　プレゼンテーション内で利用している写真とイラストは、ACワークスが運営する「写真AC」と「イラストAC」から商用フリーの素材を利用するため、使用料や許諾は気にしなくてもよい。また、日本人がテンプレートを作成しているため、国内で利用しても違和感がないように作られているという。

　生成された資料はウェブブラウザー上で編集し、PDFまたはPowerPoint形式で出力できる。プレゼンテーション資料だけではなく、ビジネス用のチラシ、ポスター、バナー、個人のSNSのアイキャッチもキーワードを入力するだけで作成できる。

　今後は、デザインパターンの追加、好きなテンプレートの選択、キーワードに合ったデザインの自動選択、画像のマッチング精度の向上、グラフやリンクの自動挿入などの機能を追加する予定だ。