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ポッドキャストをAIで文字起こしして共有するサービス「LISTEN」、音声のホスティング機能を追加

ポッドキャストの直接配信が可能に

 株式会社ONDとLISTEN PROJECTは8月3日、ポッドキャストのコミュニティサービス「LISTEN(リッスン)」にて、ポッドキャストのホステイング機能を追加した。これまでは、ほかのホスティングサービスなどにアップロードする必要があったが、LISTENからポッドキャストが配信できるようになった。

ポッドキャストはSpotify、Apple podcast、Google podcast、Amazon musicのほかに、LISTENにもアップロードできるようになった

 LISTENは、OpenAIの文字起こしAI「Whisper」を用いて、登録したポッドキャストの音声を自動でテキスト化するサービス。ポッドキャストを音だけではなく、文字で楽しめる。

 このようにしてテキスト化されたエピソードは、太字、リスト、引用、テーブル、画像、YouTubeの動画の埋め込みなどで装飾できる。また、好きな番組のフォロー、コメント、気に入ったエピソードにスターを押して評価するなど、ポッドキャスターやリスナーとのコミュニケーションサービスも提供されている。

ポッドキャストのエピソードは自動的にテキスト化され、太字やリスト、画像などで装飾できる

 LISTENは4月20日にベータ版をリリースし、6月21日に正式サービスを開始した。現在は800を超えるユーザーが利用。531のポッドキャストが登録されており、約5万4000件(合計再生時間3.8万時間)を超えるエピソードがテキスト化されているという。

 なお、現在は無料で利用できるが、今後は、文字起こしの優先処理、エピソード単位での限定公開、有料配信といった機能が利用できる有料オプションを提供する予定だとしている。

ポッドキャストの再生数がグラフで確認できる