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キヤノン、マスク型の減音デバイス「Privacy Talk」を4月に発売
2024年2月15日 14:00
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(キヤノンMJ)は、イヤホン・マイク・ファンを備える装着型の減音デバイス「Privacy Talk」(MD-100-GY)を4月下旬に発売する。オープンプライスで、直販サイト「キヤノンオンラインショップ」での販売価格は2万3650円。
マスクのような形状をした、Bluetooth/USB接続のマイクおよびイヤホン。キヤノンMJ内の企業内起業組織であるichikara Lab(イチカララボ)が企画・開発した製品で、2023年には応援購入サービス「Makuake」で応援購入総額が1000万円を突破し、雑誌「日経トレンディ」の「2024年ヒット予測ベスト30」では第6位に選出されている。
遮音効果のある音響メタマテリアル技術を、マスク状の部分に採用。迷路のような構造によって音声を通過させることで、人間の声(1000~4000Hzの周波数帯域)を効果的に吸収・減音する。
これにより、約20dB程度の減音効果があるため、周囲の人に内容を聞き取りにくくなるとしている。同時に、周囲の雑音もマイクに入りにくくなるよう減音し、オンラインで会話する相手のストレスも軽減できるという。
マスク状の部分には換気用ファンを内蔵し、内部の通気性を確保している。音声取得用マイクのほかにファンの稼働音を検知するマイクを備えており、ファンの稼働音を打ち消す処理を行って、ファンの音が会話相手のノイズにならないようにしている。
Bluetooth 5.2に対応。475mAhのバッテリーを内蔵し、約1.5時間の充電で約3時間の連続使用が可能(ファンON時)。USB Type-Cケーブルが付属しており、有線接続でも利用できる。
本体サイズは104×66×69mm。重量は106g。マウスパッド(口に当たる部分)やファブリックカバー(マスク状の部分)は、取り外して洗うことが可能。