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DJI、最大2km先まで映像が伝送できるSDRシステム「DJI SDR Transmission」発売

 DJIは7月17日に、中小規模の撮影クルー向け映像伝送システム「DJI SDR Transmission」を発売した。価格は、DJI SDR Transmissionコンボが9万3280円で、トランスミッターとレシーバーがそれぞれ5万2580円。

 同社のソフトウェア無線(SDR)技術を用いたトランスミッター、およびレシーバーで、コンボは両者のセット。最大20Mbps、1080p/60fpsのライブ映像を、最大3km(日本国内では2km)先まで伝送可能。

 複雑な撮影環境でもライブ映像配信が可能な透過性も備えるとしており、2.4GHz帯、5.8GHz帯、DFS周波数帯域を使用し、チャンネルに干渉が生じた場合は帯域を自動で切り替える(国・地域により使用できる帯域は異なる)。

 レシーバーは、SDI/HDMIによりモニターに接続でき、スマートフォンやタブレットにUSB Type-CまたはWi-Fi経由で接続することも可能。Wi-FiはIEEE 802.11ax(Wi-Fi 6)の2.4GHz帯と5.2GHz帯に対応する。

 ソニー、ニコン、キヤノンなど各社のカメラに対応。給電はUSB PDを使用し、同社製ジンバルの「DJI RS 4 Pro」「DJI RS 4」「DJI RS 3 Pro」に取り付ける場合は、直接給電が可能。

 本体サイズと重量は、トランスミッター・レシーバーとも86.5×64×32mmで約145g。