ニュース

NTT東日本、中小オフィスのセキュリティリスクやパフォーマンスを診断する「おまかせICT診断」提供

「おまかせICT診断」のサービスイメージ

 東日本電信電話株式会(NTT東日本)は、法人向けの「ITサポート&セキュリティ」のラインアップとして、オフィスのICT環境を調査・診断し、診断結果に基づく対策のレポートを行うサービス「おまかせICT診断」を8月27日から提供する。申込の受付はすでに開始している。

中小企業のDX推進における、セキュリティなどの課題解決をサポート

 DXの推進にあたり、特に中堅・中小企業では人手不足が深刻化していると、同社では指摘する。IT管理者が不在だったり、兼務となっている企業が多く、自社のサービスや機器の全体像が把握できていなくて、環境改善やセキュリティの方針が定まらない、といった相談が多いという。

 同サービスは、このような状況にある中堅・中小企業を対象としたもの。専門家がオフィスを訪問し、セキュリティリスクを可視化する「セキュリティリスク診断」と、機器の性能や通信状況を可視化する「LANパフォーマンス診断」を提供する。ネットワーク構成図、平面図、設置場所写真、IT関連機器一覧など、ユーザーの現状にあわせた具体的な対策の提案までを含めたレポート形式にして報告する。

 セキュリティリスク診断、LANパフォーマンス診断は、一方だけを依頼することも可能だが、セットプランの方が割安となる。調査対象は、ネットワークに接続されているPC、周辺機器、ネットワーク機器などオフィス内のIT関連機器で、1回あたりの調査所要時間は約3時間。

 1回あたりの提供プランおよび料金は以下の通り。なお、PC20台までで、21台目以降はオプション料金にて最大60台まで調査可能。

  • セットプラン(セキュリティリスク診断+LANパフォーマンス診断) 6万500円
  • セキュリティリスク診断 5万5000円
  • LANパフォーマンス診断 5万5000円

 また、オプションをつけることも可能。プランおとび料金は以下の通り。

  • 調査PC台数追加 2万2000円/10台
  • 電波調査フロア・アクセスポイント追加 1万5400円~
  • 配線ルート・物理ポート収容状況調査 2万7500円/10台
  • 夜間・土日祝日調査 2万2000円
プランと料金

診断サービスの内容

 どちらのサービスでも、共通して以下の調査を行う。

  • 物理環境調査
    ネットワーク構成図の作成
    平面図の作成
  • 機器調査
    IT関連機器一覧の作成(台数、メーカ、型番など)

セキュリティリスク診断

 セキュリティリスク診断は、ネットワークや端末の運用状況にあわせて、セキュリティリスクの状況を可視化するもの。具体的には、5つの項目に合わせ調査・診断を行う。

  • パソコンセキュリティ
  • ネットワーク/LANセキュリティ
  • メールセキュリティ
  • アクセス管理
  • 情報収集・連絡体制

LANパフォーマンス診断

 ネットワークや端末の運用状況を踏まえて、以下の4つの観点でパフォーマンスの状況を可視化する。

  • ネットワーク接続機器
  • ネットワーク通信状況
  • ネットワーク利用実態
  • ネットワーク保守体制