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NTT東日本、中小オフィスのセキュリティリスクやパフォーマンスを診断する「おまかせICT診断」提供
2024年8月7日 06:45
東日本電信電話株式会(NTT東日本)は、法人向けの「ITサポート&セキュリティ」のラインアップとして、オフィスのICT環境を調査・診断し、診断結果に基づく対策のレポートを行うサービス「おまかせICT診断」を8月27日から提供する。申込の受付はすでに開始している。
中小企業のDX推進における、セキュリティなどの課題解決をサポート
DXの推進にあたり、特に中堅・中小企業では人手不足が深刻化していると、同社では指摘する。IT管理者が不在だったり、兼務となっている企業が多く、自社のサービスや機器の全体像が把握できていなくて、環境改善やセキュリティの方針が定まらない、といった相談が多いという。
同サービスは、このような状況にある中堅・中小企業を対象としたもの。専門家がオフィスを訪問し、セキュリティリスクを可視化する「セキュリティリスク診断」と、機器の性能や通信状況を可視化する「LANパフォーマンス診断」を提供する。ネットワーク構成図、平面図、設置場所写真、IT関連機器一覧など、ユーザーの現状にあわせた具体的な対策の提案までを含めたレポート形式にして報告する。
セキュリティリスク診断、LANパフォーマンス診断は、一方だけを依頼することも可能だが、セットプランの方が割安となる。調査対象は、ネットワークに接続されているPC、周辺機器、ネットワーク機器などオフィス内のIT関連機器で、1回あたりの調査所要時間は約3時間。
1回あたりの提供プランおよび料金は以下の通り。なお、PC20台までで、21台目以降はオプション料金にて最大60台まで調査可能。
- セットプラン(セキュリティリスク診断+LANパフォーマンス診断) 6万500円
- セキュリティリスク診断 5万5000円
- LANパフォーマンス診断 5万5000円
また、オプションをつけることも可能。プランおとび料金は以下の通り。
- 調査PC台数追加 2万2000円/10台
- 電波調査フロア・アクセスポイント追加 1万5400円~
- 配線ルート・物理ポート収容状況調査 2万7500円/10台
- 夜間・土日祝日調査 2万2000円
診断サービスの内容
どちらのサービスでも、共通して以下の調査を行う。
- 物理環境調査
ネットワーク構成図の作成
平面図の作成 - 機器調査
IT関連機器一覧の作成(台数、メーカ、型番など)
セキュリティリスク診断
セキュリティリスク診断は、ネットワークや端末の運用状況にあわせて、セキュリティリスクの状況を可視化するもの。具体的には、5つの項目に合わせ調査・診断を行う。
- パソコンセキュリティ
- ネットワーク/LANセキュリティ
- メールセキュリティ
- アクセス管理
- 情報収集・連絡体制
LANパフォーマンス診断
ネットワークや端末の運用状況を踏まえて、以下の4つの観点でパフォーマンスの状況を可視化する。
- ネットワーク接続機器
- ネットワーク通信状況
- ネットワーク利用実態
- ネットワーク保守体制