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総務省、「偽基地局」からのフィッシングSMSに注意を呼び掛け

 総務省は5月2日、いわゆる偽基地局による携帯電話の混信や、フィッシングSMS(スミッシング)への注意を呼び掛ける情報を発表した。

 4月から、東京や大阪の都市部に偽の携帯電話基地局が出現し、近くを通る人の携帯電話を通信を妨害、フィッシングSMSを送信したりする事例が報道されている。総務省ではこれら不法無線局の疑いのある無線機器からの携帯電話サービスへの混信事案に対し、フィッシングに対する注意喚起を実施。怪しいSMSやメールのリンクをクリックしたり、IDやパスワード、個人情報を入力したりしないようにとしている。

 偽基地局については、ケータイWatchの記事「もし偽基地局に遭遇したら 知識としての憶えておきたい対処方法【ケータイ用語の基礎知識 第1017回】」もご参照いただきたい。

 偽基地局によるものか否かに関わらず、フィッシングSMSには注意が必要だ。心当たりのないSMSは開かないこと、利用したことのあるサービスや公共機関などを名乗っていても「なりすまし」の可能性を考慮し、SMSのリンクでなく直接公式サイトにアクセスして情報を確認すること、などの基礎的な対策の徹底を心がけたい。

 偽基地局からのケースではどのようなSMSが送信されるか明らかでないが、以下の記事のような発信者番号から見分ける方法も覚えておくと役立つ。