ニュース

不用意なツイートを防ぐTwitterクライアント、ガイアックス子会社が無償提供

 株式会社ガイアックスは6日、企業の経営者や政治家などによる誤投稿や炎上につながるような不用意な発言を防止するTwitterクライアント「つぶやきマネージャー」を、同社子会社の株式会社ソーシャルグループウェアから提供すると発表した。スマートフォン向けのウェブアプリケーションとして提供し、iOS7のSafariやAndoridの標準ブラウザーから利用できる。

 ソーシャルグループウェアでは、まずは無償版サービスとしてつぶやきマネージャーを提供開始。3カ月後をめどに有償版(月額980円を予定)の正式サービスに切り替える予定。

 上司や同僚、広報担当者、あるいは秘書や支援者など、複数のメンバーをあらかじめ登録しておくことで、実際にTwitterに投稿される前に複数のメンバーによるチェックをかける仕組み。投稿者がつぶやきマネージャー経由でツイートしようとすると、登録メンバーにツイート内容をメールで通知。メールには承認用URLと否認用URLが記載されており、承認用URLにアクセスしたメンバーが規定人数に達した時点で自動的にTwitterに投稿する流れだ。一方、承認が一定数得られない場合は投稿者に差し戻される。

 「ソーシャルメディアの投稿を個人に一存せず、他者の視点を入れることで、炎上などのトラブルを未然に防ぎ、社会に対してより適切な情報発信をすることができる」としている。

 承認・否認のアクションがない場合に、一定時間経過後に自動的にツイートが投稿されるようにできる「時限ツイート機能」も搭載する。

(永沢 茂)