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バイドゥ、日本での検索サービスを終了、今後はSimejiなどモバイルに注力

 中国の検索エンジン大手「百度(バイドゥ)」が、今年3月に日本での検索サービスを終了した。日本法人のバイドゥ株式会社では、今後は日本語入力アプリ「Simeji」などモバイルに注力していくとしている。

検索サービス終了を伝えるページ

 検索エンジンで中国最大手のバイドゥは、2006年に日本法人を設立し、2007年に日本語版の検索サービスを開始。各種検索サービスを提供してきたが、3月16日に検索サービスの提供を終了した。検索対象となるサイトについても、2013年8月ごろから更新を行っていなかったという。

 バイドゥでは、提供中の「Simeji」が1400万ダウンロードを達成するなど好調で、リソースやコストの観点からサービスの選択と集中をすることでSimejiなどの事業にフォーカスするため、検索サービスを停止したと説明。今後は本社と同様に、モバイルに注力していくとしている。

(三柳 英樹)