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情報漏えいの可能性があるファイルを検出、「流出するかもしれない情報チェッカー」無償ダウンロード提供

 株式会社ディアイティは18日、情報漏えいリスクを事前に把握するための自社開発ツール「流出するかもしれない情報チェッカー」の提供を開始した。無償ダウンロード可能。対応OSはWindows 10/8.1/8/7。

 流出するかもしれない情報チェッカーは、PCが情報流出型のマルウェアに感染した場合、どのような情報を流出させる可能性があるのかを可視化するもの。PCやサーバー内に保存されている情報やセキュリティ度の実態を把握することができるとしている。

 PC上でソフトウェアを実行することで、ハードディスクやネットワークドライブ内のファイル情報が表示されるほか、特に注意すべき単語を含むファイル名の抜き出し表示も可能。また、脆弱性の原因となるJava・Flash・Acrobat Readerなどのバージョン更新状況やInternet Explorerのブックマーク情報も表示される。

 ディアイティによると、標的型攻撃や不正サイトへのアクセスによる情報流出以外に、マイナンバー制度の導入も情報漏えいの不安を広げているという。そのため、各人が関係するファイルやソフトウェアの状況を実体験することで、ファイル管理、不要ファイルの削除、ソフトウェアバージョンアップの重要性の認識が高まり、セキュリティ意識の啓蒙・向上に繋がるとしている。

(磯谷 智仁)