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「禅×断食×テレワーク」で“整う”体験。静岡県浜松市の龍雲寺禅堂で

全室Wi-Fi・冷暖房完備で快適なテレワークも

 静岡県浜松市の龍雲寺禅堂では、禅と断食とテレワークを掛け合わせたワーケーションの場「一日一食やさしい断食道場 龍雲寺禅堂」が開設されている。

 「整える」ことをテーマにした仏教の体験を実施しており、乱れた思考を整理し、心身の余白を取り戻すことを目的にした人が訪れるという。座禅や読経などを行う朝と夜のスケジュールのみ決まっており、日中は仕事や散策、仏教体験など各自の自由に過ごせる。

夕食の精進料理

 食事は夕食の精進料理1食のみ。ウェブサイトによれば、天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)が浜松にお越しになった際に、料理を担当した料理人が手がけた本格精進料理で、地元の旬の食材を使い、塩や油も最低限にしているという。

宿坊

 参加者が滞在・宿泊する部屋の宿坊は、完全個室となっており、冷暖房とWi-Fi、バス・トイレなどの設備を完備している。ウェブサイトから予約でき、基本は2、3、6泊のコースで、体験料金としてツインルーム1人1泊あたり1万4000円。ほかに、初回は入門料が必要になるとしている。

 龍雲寺禅堂はこの体験で、「日常から距離を置き、精神と肉体をリセットし、本当に向き合いたい仕事に集中する」という、現代のワーカーにこそ必要な「内なる整理と外的集中」の場を提供するとしている。