テレワーク百景
第4回:Temple Hotel(宿坊)
お寺でテレワークする「寺ワーク」、全国4カ所で受付中
寺は心を整え、集中できることが実感できる――
2020年5月15日 17:00
株式会社シェアウィングは、お寺の宿坊でテレワークできる宿泊プラン「寺ワークプラン」を開始した。まずは第1弾として、5月31日まで実施している。宿泊は基本的に1部屋1人、宿泊費は一律1泊1万円(税別)で、複数人の利用は応相談。
現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)防止策の「新しい生活様式」として、テレワークが推奨されている。しかし、「安心・安全な場所で仕事をしたい」「落ち着く場所で集中して仕事をしたい」「家にこもっていてストレスがたまる」などの声が聞かれるという。
寺ワークプランは、こうした声を踏まえ、在宅勤務環境が整っていない、自宅付近でテレワーク先を探している、在宅勤務でストレスフルになっている――といった人のために開始したものだ。「寺は心を整え、集中できることが実感できる」としている。
シェアウィングは以前より、各地のお寺の宿坊に宿泊できる「お寺ステイ」というプランを提供している。寺ワークプランは、そのうちの「Temple Hotel 端場坊」(山梨県身延町)、「Temple Hotel 善光寺」(岐阜県高山市)、「Temple Hotel大泰寺」(和歌山県那智勝浦町)、「Temple Hotel 正傳寺」(東京都港区)の4カ所で展開する。
設備は拠点によって異なるが、無料のWi-Fi、会議スペース、ホワイトボード、給湯設備、延長コードなどがそろったワークスペースを用意。ワークスペースは、滞在中およびチェックイン後の16時まで利用できる(チェックイン前の利用は要相談)。善光寺では、瞑想体験に無料で参加できる。また、子ども連れでの利用も可能。
なお、4カ所の宿坊はそれぞれ特徴がある。端場坊は最大60人が宿泊可能、善光寺は巨大スクリーンを備える。大泰寺は本堂に約50人収容でき、正傳寺は東京の都心部に立地している。