テレワーク百景

第3回:カラオケ パセラ(PASELA)

カラオケ店の個室でテレワーク、「おしごとパセラ」提供開始、1時間500円~

ランチの割引や無料ドリンクのサービスも

 株式会社ニュートンは、同社が展開するカラオケ店「パセラ(PASELA)」の個室をコワーキングスペースとして利用できるサービス「おしごとパセラ」を3月6日に開始した。首都圏の12店舗、大阪市の2店舗で、祝日を除く月~金曜日に提供する。同サービスの営業時間は店舗によって異なり、オープン時刻が10~14時、終了時刻が一律で18時。

 用意されているのは、1人での利用を想定した「個人利用」、会議室として使う最大6名までの「レギュラールーム」と最大12名までの「ラージルーム」。

「おしごとパセラ」の各部屋のイメージ。左が個人利用、右が会議室

 入会金や会員登録は不要。料金(税込)は、個人利用が1時間セット500円、2時間セット1000円、3時間セット1500円、延長10分につき100円で、1日の上限は2000円。また、最大6人が利用できるレギュラールームは1時間3000円、最大12人が利用できるラージルームは1時間5000円。

 おしごとパセラの営業時間中は、同じ店舗でカラオケを利用する人もいるため、コワーキングスペースの利用者にとっては気が散る原因になる。コワーキングスペースとしての特別な防音対策は行っていないが、カラオケの利用者とおしごとパセラの利用者はなるべく離れた部屋に案内するとしている。

 各部屋とも、Wi-Fiによるインターネット接続が可能。50インチ以上のモニターが設置されており、スマートフォンやパソコンの映像を出力する接続ケーブルも貸し出す。会議の際はプレゼンテーションの資料を写したり、Wi-Fiによるインターネット接続でテレビ会議をすることも可能だ。また、デスクライト、筆記用語、電源タップも、スタッフに注文をすると無料で借りられる。

 食事とドリンクも用意されており、おしごとパセラの利用者はランチメニューが通常よりも400円安い500円(税込)で、ドリンクは1時間の利用ごとに1杯を無料で注文できる。

「おしごとパセラ」の利用料金
「おしごとパセラ」のランチメニュー

 ニュートンでは、「新型コロナウイルスの流行により、テレワークが推奨されている」ため、コワーキングスペースを提供することになったとしている。