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IPAとCRIC SC3、サイバーセキュリティに関する情報共有と協力体制を強化する覚書を締結

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は7月25日、サイバーセキュリティに関する情報の共有と協力体制を強化するため、一般社団法人サイバーリスク情報センター サプライチェーン・サイバーセキュリティ・コンソーシアム(CRIC SC3)と相互協力の覚書を締結した。

 CRIC SC3は、産業界全体におけるサプライチェーンのサイバーセキュリティ対策推進を目的とした組織。

 今回の覚書は、従来から実施していた地域・中小企業へのセキュリティ対策の普及促進を中心とする連携に加え、さまざまな企業が参画するCRIC SC3のネットワークを活用し、IPAからのサイバー脅威動向などの情報提供や、双方向での状況の把握を行うことを目的としたもの。

 そのほか、経済産業省が検討を進めているサプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度の設計・普及・運用支援に向けての連携を強化するなど、より実効性の高い施策を実現することで、サプライチェーンのレジリエンス(サイバー攻撃などへの対応力や回復力)向上に努めていくとしている。