アリコ顧客情報最大13万件流出か、カード不正利用照会は2200件


 アリコジャパンは27日、同社の保険商品をクレジットカード決済で契約した顧客の一部情報が外部に流出した問題で、不正利用に関するクレジットカード会社からの照会件数が7月25日時点で約2200件に上ることを明らかにした。

 クレジットカード情報が漏えいした可能性があるのは、2008年5月までに同社へ直接申し込んだ顧客のうち、クレジットカードで保険料を支払い、かつ、証券番号の下一桁が2または3を含む顧客。この条件に該当する顧客は、最大で約13万人に上るという。

 同社によれば、クレジットカードの不正利用に関しては、クレジットカード会社のシステムでブロックしており、現在までに金銭的被害は確認されていないという。万が一、被害が発生した場合は、顧客に金銭的な負担をかけないとしている。

 顧客情報が情報した原因や経路については、外部の専門家と協力して調査を進めているが、現段階では明らかになっていない。なお、情報漏えいに社員が関与した事実は確認されていないとしている。


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(増田 覚)

2009/7/28 15:29