「The Pirate Bay」米国で上場へ検討開始


 スウェーデンのGlobal Gaming Factory X AB(GGF)は6日、同社が買収した「The Pirate Bay」を米国の株式市場に上場することを検討していると発表した。

 GGFは、スウェーデン最大のインターネットカフェとゲームセンターを経営するエンターテインメント企業。6月30日、海賊版コンテンツを検索・ダウンロードできる仕組みを提供していた「The Pirate Bay」を6000万スウェーデンクローナ(約7億5000万円)で買収することを発表していた。

 GGFの発表によると、同社取締役会は、2010年に米国の株式市場に「The Pirate Bay」を上場する検討を始めたという。上場は、「The Pirate Bay」の買収と合法化作業が完了してからとなる見込みだ。

 上場計画について、GGFのHans Pandeya CEOは「The Pirate Bayの買収は、米国で広く注目を集め、機関投資家たちはこの会社に強い関心を抱いていることを明らかにしてきた。米国での上場は、The Pirate Bayの野心的な計画を考えると、Global Gaming Factoryにとって有益だろう」とコメントしている。


関連情報


(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/8/7 12:11