ドイツで65~74歳のインターネット普及率が30%に
独IT業界団体のBITKOMがこのほど発表した調査結果によると、ドイツの65歳から74歳の層におけるインターネット普及率が30%に達したことがわかった。55歳から64歳の層では60%と過半数に達しており、高齢者へ順調に普及していることが明らかになった。
ドイツのインターネット普及率は欧州連合(EU)では中程度で、例えば55歳から74歳の普及率でみると、トップのスウェーデンでは69%、オランダが66%、デンマークが62%となっている。他方、普及が進んでいないのが東南欧地域であり、ルーマニアでは4%、ギリシアが7%、ブルガリアが8%となっている。
高齢者への普及が進んでいる要因としては、高齢者向けのサービスが充実してきていることがあると指摘。オンラインショッピングや公的機関のWebサービス、銀行や健康保険などの手続きも対応しているなど、日常生活で必要な手続きのためのサービスが提供されていることがあるという。また、電子メールやテレビ電話などのサービスも改良されており、高齢者でも使いやすいサービスになっていることも要因ではないかと分析している。
関連情報
(Gana Hiyoshi)
2009/10/5 11:44
-ページの先頭へ-