IIJ、月額8400円からのクラウドサービス「IIJ GIO」を発表

　インターネットイニシアティブ（IIJ）は5日、新たに開始するクラウドサービス「IIJ GIO（ジオ）」のラインナップを発表した。個別のニーズに応じたプライベート型のサービスを11月に開始し、パッケージ化した安価なパブリック型のサービスを2010年4月に開始する予定。

　IIJでは、数千台規模のサーバー設備を投入して新たに構築したクラウド基盤に、従来から提供してきたアウトソーシングサービス「IBPS（Integration & Business Platform Service」を融合。仮想化技術により、サーバーリソースを柔軟に選択して利用できるサービスとして提供する。

　11月に開始する「GIOプライベート」は、ニーズに応じてサーバータイプやリソースなどのスペックが選択可能。基本となるサーバーリソースは3タイプ（仮想化型・専有型・個別サーバー）から選択でき、OSやミドルウェア、アプリケーション開発環境など各種のオプションメニューを組み合わせられる。スペックは、仮想化型では0.5～8コアの割り当てが可能で、メモリは1～16GB、ディスク容量は30GB。専有型では、CPUが8コア、メモリは24GB、ディスク容量は30GBとなる。料金は、仮想化型が月額8400～4万950円、専有型が月額4万7250円。

　2010年4月に開始する「GIOパブリック」は、メニューをパッケージ化することで安価な料金を実現。月額料金は8400円からとなる。