ドイツの職探し事情、ネット版“職安”が大健闘


 独IT業界団体のBITKOMがこのほど発表した調査結果によれば、2009年7~9月における職探しサイトの訪問者数が2300万人に達していたことが明らかになった。前年同期比で23%の伸びを示し、ネットでの職探しがドイツでも浸透している様子が浮き彫りになった。

 最も訪問者が多かったサイトは、ドイツ連邦労働局が運営するサイトの790万人で、前年同期比で11%増加した。2番手は、MeineStadt.deで390万人。以下、Stepstoneの320万人、Jobrapidoの280万人、Stellenmarkt.deの260万人、Monsterの250万人と続く。いわばネット版“職安”あるいは“ハローワーク”が大健闘しており、実に民間最大手の2倍以上の利用があることになる。

 調査によれば、ドイツ企業の94%がインターネットで求人活動をしているというが、昨今の厳しい経済状況の中、公的な職業案内サービスが重要視されているようだ。


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(Gana Hiyoshi)

2009/11/4 16:01