NTTと角川グループ、新コンセプトのコンテンツ配信で事業提携


 NTTと角川グループホールディングスは6日、新たなコンテンツ配信サービスの事業化に向けた覚書を締結したと発表した。12月に合弁会社を設立し、2010年4~6月に新サービスを開始する予定。

 提供する新たなコンテンツ配信サービスについては、「新しいブロードバンド型コンテンツの充実」「魅力的専門コンテンツショップの開設」「スーパーデジタルマガジンというコンセプトによる新しいコンテンツ視聴の提案」「デバイスフリーサービス」「新しい形態のクラウド型サービス」といった特徴が掲げられているが、具体的なサービスについては現時点では検討中としている。

 コンセプトとして掲げている「スーパーデジタルマガジン」については、映像を中心としてテキストや画像などを組み合わせたコンテンツの配信を想定しているという。また、「クラウド型サービス」は、ユーザーが購入したコンテンツをサーバー上に保管しておけるサービスをイメージしており、これをPCだけでなく携帯電話やテレビからも視聴できる「デバイスフリーサービス」を提供していく。

 コンテンツ提供については、角川グループを中心として多くの事業者から賛同を得ているが、具体的な事業者やコンテンツの内容についても、サービス開始に向けて順次発表していくとしている。


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(三柳 英樹)

2009/11/6 16:11