USBメモリの自動実行機能は無効か、IPAが設定チェックツール公開


 情報処理推進機構(IPA)は21日、Windowsのセキュリティ設定項目を簡単に確認できるツール「MyJVNセキュリティ設定チェッカ」を公開した。対応OSはWindows VistaおよびXP SP2/SP3(いずれも32bit版のみ)、対応ブラウザはInternet Explorer 7/6およびFirefox 3で、Sun Java Runtime Environment 6.0/5.0が必要。

 「MyJVNセキュリティ設定チェッカ」は、「MyJVN」のサイト上でJavaアプリケーションとして提供されており、起動リンクをクリックするだけで使用できる。

 現在チェック対象となっている項目は、1)USBメモリ自動実行機能を無効にする設定になっているか、2)USBメモリ自動実行機能を無効にするパッチが適用済か――の2つ。これらが満たされているかどうかを○×で表示する。設定変更手順の説明ページも参照可能だ。


MyJVNセキュリティ設定チェッカ

 USBメモリ経由で感染を拡大するウイルスの被害が増える中、IPAではその対策として、USBメモリ自動実行機能を無効にすることを推奨している。しかし、その方法や確認手段が一般ユーザーにはわかりにくいことから、「MyJVNセキュリティ設定チェッカ」を開発・公開することにした。

 今後、パスワードの最低文字数や有効期間、スクリーンセーバーの自動実行が有効になっているかなどの項目を順次追加していく予定だという。


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(永沢 茂)

2009/12/22 20:52