Skype対応デジタルテレビ、パナソニックとLG電子が発売へ


パナソニック「VIERA」でのSkype画面イメージ

 Skypeは5日(米国時間)、インターネット接続に対応したデジタルテレビで、「Skype」を利用できる新たな取り組みを発表した。合わせて、「Skype for Windows 4.2」β版で、720pの解像度によるビデオ通話に対応したと発表した。

 Skypeの利用に対応したデジタルテレビは当初、パナソニックとLG電子から発売される予定。両社ともに2010年半ばから米国地域で発売する予定で、Skypeによれば、それ以外の地域でも順次発売されるとしている。また、米国ラスベガスで7日に開幕する「2010 International CES」の両社ブースでは、Skypeに対応したデジタルテレビのデモンストレーションも実施される。

 対応製品には、最大720p(1280×720ピクセル)の解像度に対応したマイク内蔵のWebカメラが付属。Skypeユーザー同士の音声通話をはじめ、最大720pのビデオ通話、固定電話や携帯電話への通話などの機能が利用できる。

 Skypeでは合わせて、2009年12月に公開した「Skype for Windows 4.2」のβ版で、最大解像度が720p、フレームレートが30fpsのビデオ通話に対応したと発表した。720pの解像度でのビデオ通話には、パートナー企業各社から発売されるWebカメラに加え、CPUに1.8GHz以上のデュアルコアプロセッサーを搭載したPC、最低1Mbps以上の通信が可能なブロードバンド環境が必要になる。


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(村松 健至)

2010/1/5 17:18