組み込み用ネットテレビプラットフォーム「DivX TV」発表


「DivX TV」のイメージ

 米DivXは6日、組み込み用インターネットテレビプラットフォーム「DivX TV」を発表した。ネットワーク対応家電にチップレベルまたはファームウェアアップデートを通じて実装可能だとしており、PCや外付け機器を設置することなく、DivX形式を含むさまざまなフォーマットの動画コンテンツをストリーミング再生できる。デジタルテレビ、ブルーレイディスクプレーヤー、ゲーム機、セットトップボックス(STB)、マルチメディアストレージデバイス、携帯電話などが想定されている。

 「DivX TV」プラットフォームでコンテンツ配信を行う提携企業としては、Associated Press、CNETなどのメディアのほか、Dailymotion、blip.tv、TEDといった動画サイトや、Picasa、Pandora、Twitterなどのサービスも含まれている。現在、70以上のコンテンツチャンネルが決定しており、「DivX TV」対応製品の発売までにさらに拡大する見込みだという。

 このほか、ユーザーが保有する動画コンテンツを、ホームネットワーク内でストリーミング配信し、これらの家電で再生する機能も提供する。

 「DivX TV」の最初のライセンス先としては、LG Electronics、Iomega、Broadcom Corporationなどの家電/半導体/テクノロジー企業8社が含まれている。特にLG Electronicsは、今後発売予定のブルーレイディスクプレーヤーとホームシアターシステムに「DivX TV」プラットフォームを組み込む計画だという。

 DivXやLG Electronicsでは、米国ラスベガスで7日から開催される家電展示会「2010 International CES」会場において、「DivX TV」のデモなどを行う。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/1/7 13:14