ドイツの2010年IT業界キーワード、クラウドがトップ


 ドイツ企業を対象にした、2010年のIT業界のキーワードに関する調査で「クラウドコンピューティング」がトップだったことが明らかになった。独IT業界団体のBITKOMが13日に発表した。

 1位の「クラウドコンピューティング」は、回答者の45%が回答。これに続いて、44%で2位に「仮想化」が入った。3位には「モバイルインターネット」と「ITセキュリティ」が並んだ。5位には「ITアウトソーシング」が入っている(調査は複数回答)。この傾向についてBITKOMでは、ドイツ企業のIT効率化の流れと、一般市民でのスマートフォンの本格普及が挙げられるとしている。

 このほか、「Eエネルギー」や「スマートグリッド」が次世代トレンドとして挙げられている。環境問題への意識が高まっており、IT業界の次のトレンドになるとしている。また、「Enterprise 2.0」と銘打った、Web 2.0技術の企業への導入も2010年のトレンドとして挙げられた。


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(Gana Hiyoshi)

2010/1/18 15:47