IPv4アドレスブロックの在庫が10%未満に
日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)は20日、IPv4アドレスのIANA在庫が全体の10%未満となったが、在庫が無くなるまではこれまで通りアドレスの配分を続けていくと発表した。
IPアドレスを管理するIANAは19日、アジア・太平洋地域を管轄するAPNICに対して、/8ブロック2つ分のIPv4アドレスを割り当てた。これにより、IPv4アドレスの256ブロック中、今後割り振り可能な在庫(未割り当てブロック)は24ブロックとなり、全アドレスブロックの10%未満となった。現在のペースで割り当てが続くと、2011年後半にはIPv4アドレスブロックの在庫が無くなると予測されている。
APNICなど5つの地域インターネットレジストリ(RIR)からなるNROでは、IPv4アドレスブロックの在庫が10%未満となったことは、「インターネットの発展における重要なマイルストーンだ」とする声明を発表。今後、RIRでは世界的に、IPv4アドレス在庫枯渇の広報キャンペーンを行うとしている。
JPNICでは、IPv4アドレスの在庫が無くなるまでは、必要なアドレスを過不足なく配分するという現行のポリシーに従うと説明。併せて、IPv4アドレス在庫枯渇に向けた対応の促進に取り組むとしている。
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(三柳 英樹)
2010/1/20 17:56
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