独ニュースサイト訪問数、2009年は前年比33.7%の伸び


 独IT業界団体のBITKOMが発表した2009年におけるインターネット上のニュースポータルサイトに関する調査によると、上位20位のニュースサイトへの訪問数(visits)は65億と、前年比33.7%の伸びを示し、調査を開始した2005年以来過去最高だったことが明らかになった。

 調査対象として、政治、経済、スポーツ、産業に関する情報を実質的に毎日報道するものに限定し、数値についてはIVWという団体の第三者評価を利用した。

 メディア別では、ドイツの高級誌「Spiegel」のオンライン版である「Spiegel Online」がトップの13億。トップ20における占有率は21.8%だった。2位は大手新聞「Bild」のオンライン版「Bild.de」が12億で、同占有率は18.3%。トップ20において伸び率がトップだったのは「Computerbild.de」で、71.7%の伸びを示し、1億8400万に達したとしている。種々の雑誌を出版する「Springer-Medium」も58.4%の伸びを示したという。

 2005年の調査開始年と比較すると、実に2倍の伸び。いよいよ、ドイツ市民にも最新ニュースの情報源としてインターネットが定着しつつある様相が浮き彫りになった。他方で、新聞社、出版社などマスコミ各社もいよいよニュースサイトへの投資を加速させることが必要になってきていると、BITKOMでは指摘している。


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(Gana Hiyoshi)

2010/1/25 15:36